P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- なし
- 投稿日
- 2021-03-02
🦇そして本篇出演のサマラ・ウイーヴィング主演の異色ホームドラマ,ホラー作品が本邦未公開映画〈レデイ・オア・ノット〉。恰かもドラキュラ・ゲーム見たいなどんでん返しが何度と無く繰り広げられて凄絶!
すりーびるぼーど
総合評価4.33点、「スリー・ビルボード」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
🦇そして本篇出演のサマラ・ウイーヴィング主演の異色ホームドラマ,ホラー作品が本邦未公開映画〈レデイ・オア・ノット〉。恰かもドラキュラ・ゲーム見たいなどんでん返しが何度と無く繰り広げられて凄絶!
アメリカの片田舎。保守的で平和な村に、突如あらわれた3つの巨大な漆黒の看板。
そこには真っ赤で、デカデカと警察の怠慢を告発する文字が!
そこから、はじまる様々な波紋。悲しみが、怒りとなって爆発した時、憎しみとバイオレンス、ド派手な報復合戦がはじまる。
中盤、病院での場面。自分の暴力でケガを負わせた相手と同室になる男。ケガをした男は、喉が乾いても、飲み物が飲めない。
そんな時、自分が痛めつけた相手が、過去を忘れ、飲み物を飲ませてくれる。あふれる涙。
脚本がいいですね、深みのある良い映画でした。見るべし!
合衆国南部を舞台にした小説見たいに独特な雰囲気が在ると云う本篇,キャラの立った登場人物が自然の流れでドラマを進めて行く…。本サイトの前のreviewでも読んだけれど粋なラストシーンだったね。又,大きな看板広告がsymbolicな処はF・フェリーニ監督作品等にも有ったっけ
フランシス・マクドーマンド,ウデイ・ハレルソン等,灰汁の強い俳優陣の熱演につい見入って仕舞う映画,強烈なパンチの効いた作品だね
家族、絆、人生で大切なものを感じた映画でした。
深く深刻な映画でしたがすばらしい映画です。
早々この作品を見て来たと知人に話をしたら、小学5年生の娘さんが“おっちゃん、3枚あるんだったら複数やろ。スリー・ビルボーズと言わな”と鋭い指摘。ごもっとも! 邦題もっと考えなきゃね(笑)。
正直言って日本公開はアカデミー賞の受賞結果を待ってからでも良かったのではと思いました。平日&特別なサービスデーでもなかったとはいえ、この話題作(?)私一人だけの観客は申し訳ない(久しぶりの貸切観賞でした)。
面白かったです。
人口が少なく、狭い町の話―もう何処の誰が云々なんて瞬時に噂が伝わるエリアの濃い内容でしたね。取分けサム・ロックウェル演じるクビになった警官がある意味最高! 助演男優賞は間違いないな。まあ田舎町の警察署って実際映画描写と似たり寄ったりかもしれないな。そこに住んでいる奴らだって…。
この作品の良いところは主人公の行為が立派なものではなく、むしろ犯罪被害者の遺族だからといって、そこまでやってよいのかと思わせるくらい激しいところ。悲劇に見舞われた人は黙ってじっと耐える事こそ美徳という日本人にはやや理解出来ない面もあるが、誰も幸福にならないストーリーは色々考えさせられる
最初はだいたい70年代くらいの話かと思ったが、現代の話というところが、驚き。そこを考えると、この話はホラーかもしれない。本来なら、ミニシアター系として、密やかに公開されて名作になるタイプだと思う。アカデミーがマイナス影響になるかもしれない。
エンディングが素晴らしい。結末を知らせることなく、観る者其々に解釈を任せ「世の中捨てたもんじゃないぜ」と希望を夢見させる作品となった。脚本、監督の魅力を示した。
署長がどこまでもイイ人。手紙の内容がまた泣ける(T_T) いろんな人が出てくるけどかなりデフォルメされていて「こんな人が警官でいいの?」とか、思うところ満載。主人公(殺害された子供の母)の苦しみや悲しみを内に秘めた演技が素晴らしく、事件が解明できるなら死をも恐れない狂気を孕んだ行動に釘付けです。…最後が納得できないので星は低め。