菊とギロチン 作品情報
きくとぎろちん
大正末期。関東大震災直後の日本には、不穏な空気が漂っていた。軍部が権力を強める中、それまでの自由で華やかな雰囲気は徐々に失われ、人々は貧困と出口の見えない閉塞感にあえいでいた。そんなある日、東京近郊に女相撲一座“玉岩興行”がやって来る。力自慢の女力士たちに加え、元遊女の十勝川(韓英恵)や家出娘など、ワケあり娘ばかりが集まったこの一座には、新人力士の花菊(木竜麻生)の姿もあった。貧しい農家の嫁だった花菊は、夫の暴力に耐えかねて家出し、女相撲に加わったのだ。“強くなりたい。自分の力で生きてみたい”と願う花菊は、周囲の人々から奇異の目で見られながらも、厳しい練習を積んでいく。そして訪れた興行の日。会場には、妙な若者たちの顔ぶれがあった。それは“格差のない平等な社会”を標榜するアナキスト・グループ“ギロチン社”の面々。師と仰ぐ思想家の大杉栄が殺されたことに憤慨し、復讐を画策すべく、この土地に流れ着いたのだ。そして、女力士たちの戦いに魅せられた“ギロチン社”の中心メンバー、中濱鐵(東出昌大)と古田大次郎(寛一郎)は、彼女たちと行動を共にするようになる。“差別のない世界で自由に生きたい”。その純粋な願いは、性別や年齢を越え、彼らを強く結びつけていく。次第に惹かれあっていく中濱と十勝川、古田と花菊。だが、彼らの前には、厳しい現実が容赦なく立ちはだかる……。
「菊とギロチン」の解説
「64-ロクヨン- 前編/後編」の瀬々敬久が、構想30年の企画を実現させた入魂の作品。大正末期。自由な雰囲気が失われつつある世相の中、東京近郊で出会った女相撲一座の女力士たちとアナキスト・グループ“ギロチン社”のメンバーが惹かれ合っていく。出演はTVドラマ『デリバリーお姉さん』の木竜麻生、「散歩する侵略者」の東出昌大、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の寛一郎、「霊的ボリシェヴィキ」の韓英恵。
「友罪」の瀬々敬久監督が、構想30年のオリジナル企画を実現させた青春群像劇。大正時代末期。自由な雰囲気が失われつつある世相の中で、東京近郊で出会った女相撲一座の女力士たちとアナキスト・グループ、ギロチン社のメンバーが惹かれ合っていく。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2018年7月7日 |
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キャスト |
監督:瀬々敬久
出演:木竜麻生 韓英恵 東出昌大 寛 一 郎 嘉門洋子 前原麻希 仁科あい 田代友紀 持田加奈子 播田美保 山田真歩 大西礼芳 和田光沙 背乃じゅん 原田夏帆 嶺豪一 渋川清彦 荒巻全紀 池田良 木村知貴 飯田芳 小林竜樹 小水たいが 伊島空 東龍之介 小木戸利光 山中崇 井浦新 大西信満 川本三吉 髙野春樹 中西謙吾 大森立嗣 篠原篤 菅田俊 川瀬陽太 嶋田久作 渡辺謙作 宇野祥平 鈴木卓爾 武田一度 中田彩葉 松山カオル 飯島大介 上木椛 村上由規乃 森田晋玄 小林節彦 吉岡睦雄 下元史朗 奈良大介 金城左岸 内堀太郎 中村修人 荒堀舞 和久本あさ美 三村晃傭 松村厚 柴田一樹 西村達也 申芳夫 渡辺厚人 松倉智子 辻凪子 白井良治 坂本克彦 海野恭二 |
配給 | トランスフォーマー |
制作国 | 日本(2018) |
年齢制限 | R-15 |
上映時間 | 189分 |
(C)2018 「菊とギロチン」合同製作舎
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ユーザーレビュー
総合評価:1点★☆☆☆☆、1件の投稿があります。
P.N.「ポン」さんからの投稿
- 評価
- ★☆☆☆☆
- 投稿日
- 2018-09-22
【映画の見方は人それぞれ。評価も人それぞれ】ですわ。
この作品、きっと年明けの、自分がインテリだと思っている評論家たちが選ぶ某年間ベストテンでは上位にランク付けされるかも知れないが、ごめん!私は3時間退屈でした。-何だかなあ…。ハイ、実際女相撲興行があったことも理解していますし、今や女相撲も全日本選手権や世界選手権が存在することもよ~く存じています。でも、男性のアーティスティック(芸術的な)スイミング〈旧シンクロナイズド・スイミング〉を見たくないように女相撲見てもスポーツ感を感じません!
肝心の映画としても、アメリカ映画『プリティリーグ』を鑑賞した時のような感動、爽やかさは微塵もなかった。
相撲の場面がよくない! 迫力ない! 役者がヘタクソなせいもあるのでしょう。
“男女差別だ!”と言われても結構。結局相撲は男がやるもんだ!と再認識した次第。
ま、スパッツはいてその上からまわしを締めた男がやっても見たくはないが…。
「天城どすこい相撲」の動画見て勉強してこい!