映画作家 黒木和雄 非戦と自由への想い 作品情報
えいがさっかくろきかずおひせんとじゆうへのおもい
2006年に急逝した映画監督・黒木和雄は、1966年、「とべない沈黙」で劇映画デビュー。1970年代には「竜馬暗殺」「祭りの準備」「原子力戦争 Lost Love」などの作品を世に送り出し、その後、井上光晴原作の「TOMORROW 明日」、第77回キネマ旬報ベスト・テン第1位の「美しい夏キリシマ」、井上ひさし原作の「父と暮せば」、遺作となった「紙屋悦子の青春」という戦中戦後の市井の人々にフォーカスをあてた戦争レクイエムと呼ばれる4作品を発表する。生前、「現在の日常のなかに『戦時下』のあの日々の姿がかたちを変えて、ふたたび透けて見えてくるような危機感を、私はいだきます」と語った黒木監督。本作では、黒木監督の肉声や作品、同世代の著名人から10代の学生のインタビューを通して、監督が抱いた危機感はどの様なものだったのか、そして戦争をしらない戦後世代はどの様にいまの時代を捉えているのかを紐解き、黒木作品に込められた非戦と自由への想いを未来へ繋げてゆく。
「映画作家 黒木和雄 非戦と自由への想い」の解説
2006年に急逝した映画監督・黒木和雄が訴え続けた平和への想いを映し出すドキュメンタリー。監督の肉声や作品、同世代の著名人や10代の学生のインタビューを通して、彼が抱いていた危機感、戦争を知らない世代が今の時代をどう捉えているのかを紐解いてゆく。監督は、黒木監督の「竜馬暗殺」などの助監督を経て、「正午なり」でデビューした後藤幸一。
2006年に急逝した映画監督・黒木和雄が訴え続けた平和への想いを映し出すドキュメンタリー。監督の肉声や作品、同世代の著名人や10代の学生のインタビューを通して、彼が抱いていた危機感、戦争を知らない世代が今の時代をどう捉えているのかを紐解いていく。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2016年11月19日 |
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キャスト |
監督:後藤幸一
出演:黒木和雄 澤地久枝 田原総一朗 黒田征太郎 青来有一 山下宏 竹内銃一郎 松田正隆 日向寺太郎 赤松陽構造 尾山達巳 深堀柱 小山昭二郎 栗林英雄 矢野ミツ 小野昭男 北川雅一 中原重信 亀澤矗幸 嘉陽礼文 川村淳子 武田道子 黒木暢子 横山陽二 大江健三郎 井上ひさし 高野悦子 |
配給 | パル企画/コピーライツファクトリー |
制作国 | 日本(2016) |
上映時間 | 91分 |
公式サイト | https://www.facebook.com/kurokikazuo.movie/ |
(C)2016 パル企画/コピーライツファクトリー
ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-11-04
本篇の故・黒木和雄監督は東京工芸大の映画講座レクチャーの最終回にguestで学生を前にトークショーをされた。とても紳士で真摯に自分の作品への想いなども語った