少女椿 作品情報

しょうじょつばき

ある時代の東京。病気の母親と暮らす14歳のみどり(中村里砂)は、家を出て行った父親の代わりに花売りをして家計を助けている。ある日、みどりが家に帰ると母親はすでに息絶えていた。一人ぼっちになったみどりは、地方巡業に回る赤猫サーカス団の団長・嵐鯉治郎に下働きとして拾われる。サーカス団には、怪力自慢の赤座、美少年のカナブン、蛇使いの紅悦、足芸の鞭棄、異人の海鼠、蟻男といった個性的で怪しげな面々がいた。みどりは苛めにあいながらも健気に日々を送り、東京の我が家を懐かしんでいた。ある日、ワンダー正光という超能力者がサーカス団に入る。苛められるみどりを見たワンダー正光は彼女を気にかけ、自らの超能力で不思議な光景を見せる。みどりは次第に彼の優しさに心を寄せるようになる。ワンダー正光の評判はあっという間に広がり、サーカス団は大盛況となる。彼の人気に嫉妬した団員たちはみどりを苛める。みどりのことを愛していたワンダー正光はそれに怒り、超能力で団員たちを従わせる。それに嫉妬した鞭棄は力ずくでみどりを振り向かせようとするが、激怒した正光の超能力によって殺される。その光景を見たみどりはワンダー正光を恐れ、避けようとするが……。

「少女椿」の解説

丸尾末広の同名カルト漫画を、モデルの中村里砂主演で映画化。サーカス団に拾われた孤独な少女みどりは、そこでワンダー正光という超能力者と出会うが……。監督は、短編映画「ミガカガミ」が国内外の映画祭で多数受賞したTORICO。出演は、「猫なんかよんでもこない。」の風間俊介、バンド・SuGの武瑠、「花鳥籠」の森野美咲、「アキラNo.2」の佐伯大地、「新宿スワン」の深水元基。

1984年に発売されカルト的な人気を集めた丸尾末広の漫画を映画化。赤猫サーカス団に拾われ、過酷な日々を過ごす孤独な少女みどり。彼女を気遣う超能力者のワンダー正光が現れ次第に惹かれていくが、やがて殺害も犯すその能力に恐怖を覚えるようになっていく。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2016年5月21日
キャスト 監督TORICO
原作丸尾末広
出演中村里砂 風間俊介 森野美咲 武瑠 佐伯大地 深水元基 中谷彰宏 漆崎敬介 マメ山田 鳥肌実 手塚眞
配給 リンクライツ
制作国 日本(2016)
年齢制限 R-15
上映時間 90分

(C)2016「少女椿」フィルム・パートナーズ

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「ピンキー」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2016-05-24

映画を見る前日(21日大阪で)原作漫画をみました。これを実写!するの?!と私はハラハラと楽しみとのない交ぜ状態でした。ところが映画の中は、ドキドキで一杯。ストーリーでは原作には書かれて無かったワンダーさんの愛に切なさを目一杯感じてしまいました。

最終更新日:2022-07-26 11:03:24

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