十字架 作品情報

じゅうじか

中2の秋、フジジュンこと藤井俊介(小柴亮太)が自殺した。いじめグループへの叫びと共に、遺書には2人の名前があった。同じクラスのユウこと真田祐には親友になってくれた礼を、別のクラスでテニス部のサユこと中川小百合には誕生日の祝いの言葉があった。フジジュンの死は大きく報道され、中学校の名前は全国に広まった。フジジュンの父親(永瀬正敏)はいじめを知りながら何もしなかった者たちを許そうとせず、遺書によって親友とされたユウを激しく責める。しかし、ユウには親友と呼ばれる覚えはなかった。確かに幼なじみだったが、中学になってからはあまり話をすることもなくなり、その上、酷いいじめを知りながら傍観する生徒の一人だった。一方、フジジュンからの誕生日プレゼントが、彼の死後に宅急便で届いたサユは、ショックで学校を数日休んだ。息子の思い出にすがって命をつなぐフジジュンの母親(富田靖子)は、“親友”のユウに感謝し、息子が片思いをしたサユに心を許した。中学の卒業式、終了間際に式場に入って来たフジジュンの父親は、彼の遺影を高々と頭上に掲げ、無言で皆に対峙する。高校生になったユウとサユは、背負った十字架の重さを思いながら、やがて付き合うようになる。2人は町を出るため、東京の大学へ進学することにする。しかし、フジジュンの母親に高校卒業のお祝いに招かれた日、それぞれが必死に抑えていたものが溢れ出す……。

「十字架」の解説

吉川英治文学賞受賞の重松清の同名小説を映画化。自殺した中学生の両親や同級生が20年に渡り苦悩する人間ドラマ。監督・脚本は、「半次郎」の五十嵐匠。出演は、「ジョーカーゲーム」の小出恵介、「ピース オブ ケイク」の木村文乃。

吉川英治文学賞を受賞した重松清による同名小説を映画化。中学2年の秋に、いじめを苦に自殺した藤井俊介。その死の重みを背負うことになった同級生の真田祐と中川小百合、そして想い出にすがりながら生きる俊介の両親の葛藤を20年にわたり綴る。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2016年2月6日
キャスト 監督五十嵐匠
原作重松清
出演小出恵介 木村文乃 富田靖子 永瀬正敏 小柴亮太 笛木優子 榎木孝明 葉山奨之
配給 アイエス・フィールド
制作国 日本(2015)
上映時間 122分

(C)重松清/講談社 (C)2015「十字架」製作委員会(アイエス・フィールド ストームピクチャーズ BSフジ)

予告編動画

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、3件の投稿があります。

P.N.「アンナ」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2016-02-11

灯籠流しや大きな神輿の出た夏祭りもロケです。小出恵介ファン木村文乃ファンは必見です

最終更新日:2022-07-26 11:03:25

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