オデッセイ(2015) 作品情報

おでっせい

人類3度目の有人火星探査ミッション“アレス3”は、18日目に突然吹き荒れた猛烈な嵐によって、任務中止に追い込まれる。ところが、全6名のクルーのうち、マーク・ワトニー(マット・デイモン)は、突風でバラバラになった通信アンテナの直撃を受けてどこかへ吹き飛ばされ、行方不明になってしまう。タイムリミットが迫る中、必死の捜索を続ける指揮官のメリッサ・ルイス船長(ジェシカ・チャステイン)だったが、ワトニーは発見できず、やむなく離陸を決断。ルイス船長以下5人は宇宙船ヘルメス号で地球への帰途につく。ワトニーは死亡したと判断され、NASAのサンダース長官(ジェフ・ダニエルズ)が記者会見を実施した。しかし、ワトニーは生きていた。辛うじて砂漠から人口住居施設“ハブ”に帰還した彼は、この上なく絶望的な現実を思い知らされる。ハブに残された食料はほんのわずか。ところが、次の探査ミッション“アレス4”のクルーが火星にやってくるのは4年後だ。それまで生き抜くためには、酸素や水を作り出すところから始めなければならない。植物学者でメカニカル・エンジニアのワトニーは、ありったけの科学知識と持ち前のポジティブ思考によって、これらの途方もないハードルを1つずつ乗り越えてゆく。しばらくして、NASAもワトニーの生存に気付く。火星の衛星画像を調べていた職員が、ワトニー生存の証拠を発見したのだ。ただちに食料を送るための補給機の準備を開始。再び記者会見を開いたサンダース長官がワトニーの生存を発表したことで、火星で孤独なサバイバルを続けるワトニーは一躍、全世界の“時の人”となった。ところが、時間との厳しい戦いを強いられた救出プランはトラブルに見舞われ、ワトニーは再び絶体絶命の危機に陥ってしまう。やがてワトニーの命運は、宇宙を航行中のヘルメス号のクルーを巻き込み、誰も想定していなかった最終手段に託されることとなる……。

「オデッセイ(2015)」の解説

アンディ・ウィアーのベストセラーSF小説『火星の人』をリドリー・スコット監督が映画化。探査中の事故で火星に取り残された宇宙飛行士が、孤独なサバイバルを繰り広げる一方で、それに気付いたNASAが決死の救出ミッションに挑む。過酷な状況でもユーモアを失わず、常に前向きな主人公を「エリジウム」のマット・デイモンが好演。

アンディ・ウィアーによるSF小説を、リドリー・スコット監督が映画化。探査中の事故で火星に取り残された宇宙飛行士のワトニー。奇跡的に死を免れた彼は、4年後に次の探査船が火星に到着するまで生き延びようと、あらゆる手段を尽くす。2D/3D上映。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2016年2月5日
キャスト 監督リドリー・スコット
原作アンディ・ウィアー
出演マット・デイモン ジェシカ・チャステイン クリステン・ウィグ ジェフ・ダニエルズ マイケル・ペーニャ ケイト・マーラ ショーン・ビーン セバスチャン・スタン アクセル・ヘニー キウェテル・イジョフォー マッケンジー・デイヴィス ドナルド・グローバー ベネディクト・ウォン
配給 20世紀フォックス映画
制作国 アメリカ(2015)
上映時間 142分

(C) 2015 Twentieth Century Fox Film

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ユーザーレビュー

総合評価:4.67点★★★★☆、15件の投稿があります。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-01-28

この映画「オデッセイ」は、アンディ・ウィアーの「火星の人」というハードSF小説の映画化だが、火星探索のミッションのさ中、置き去りにされてしまったマット・デイモン演じる植物学者のサバイバルを克明に描き、彼の救出作戦へと突入していく。

不可能を可能にするための離れ業が連発される後半は、ミステリ好きも息を呑むには十分で、さすが「ワールド・オブ・ライズ」や「悪の法則」でミステリ・ファンの心にも通じた、リドリー・スコット監督の仕事だと感心させられる。

最終更新日:2024-12-11 11:01:05

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