ゲキ×シネ「蒼の乱」 作品情報

げきしねあおのらん

中央政権の政の下、都の貴族たちが贅沢三昧に暮らし、地方の民たちは重い税によって貧しい暮らしを強いられていた時代。不満を溜めこんだ地方の民たちは、小さな反乱を起こしては、貴族たちに制圧されていた。そんなある時、左大臣の屋敷で国の行く末を占っていた渡来衆の一団が、国家大乱の卦を出したことを口実に、武士たちの襲撃を受ける。窮地に追い込まれた渡来衆の長・蒼真(天海祐希)とその親友、桔梗(高田聖子)を救ったのは、坂東から京を訪れていた将門小次郎(松山ケンイチ)だった。運命的に出会った蒼真と将門小次郎は夫婦となり、坂東の地を目指して都を後にする。そこへ、都を騒がせる大盗賊・帳の夜叉丸(早乙女太一)が現れ、蒼真たちを海賊・伊予純友(粟根まこと)の元へ連れてゆく。蒼真たちにとっては渡来の仲間である純友は、国をひっくり返してともに新しい政府を立てようと小次郎を誘う。さらに、何を企んだか、朝廷に仕える弾正淑人(梶原善)が単身、宿敵である海賊の頭領・純友に会いに来る。やがて、蒼真と共に坂東に戻った小次郎は、叔父たちが民を苦しめていることを知り、生涯の友である黒馬鬼(橋本じゅん)と力を合わせて、彼らを蹴散らす。そこへ再び現れた夜叉丸は、小次郎を蝦夷の大王・常世王(平幹二朗)に会わせたいという。隠れ住む山奥で、小次郎に“この東国に小次郎が望む国を作ってほしい”と語る常世王。その話に共感した小次郎は、住友や常世王と共に反乱軍を組織。自ら“将門新皇”と称して朝廷と戦うが、ある出来事をきっかけに、行方をくらましてしまう。そこで、妻の蒼真が小次郎の遺志を継ぐ者として、“将門御前”を名乗り、反乱軍を率いてゆくこととなるが……。

「ゲキ×シネ「蒼の乱」」の解説

2014年に東京と大阪で上演された劇団☆新感線の舞台『蒼の乱』を、上演時より30分短い“ゲキ×シネオリジナル版”として映像化。愚直で若々しい将門小次郎と、京での運命的な出会いを経て夫婦となった妻・蒼真を主人公に、“将門の乱”を新解釈で描く。出演は「清須会議」の天海祐希、「春を背負って」の松山ケンイチ。

2014年春に上演された実力派俳優の面々を起用した歴史スペクタクル演劇をスクリーン上映。朝廷の支配下で庶民が重税にあえぐ平安時代。渡来衆を率いる女戦士の蒼真は窮地を救ってくれた将門と恋に落ちて夫婦となり、ともに朝廷との戦いへと身を投じる。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2015年5月9日
キャスト 監督中村浩紀
出演天海祐希 松山ケンイチ 早乙女太一 梶原善 森奈みはる 粟根まこと 高田聖子 橋本じゅん 平幹二朗 右近健一 河野まさと 逆木圭一郎 村木よし子 インディ高橋 山本カナコ 礒野慎吾 吉田メタル 中谷さとみ 保坂エマ 早乙女友貴 川原正嗣 武田浩二
配給 ヴィレッヂ ティ・ジョイ
制作国 日本(2015)
上映時間 168分
公式サイト http://www.aonoran.com/

(C)2015 ヴィレッヂ・劇団☆新感線

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最終更新日:2024-05-24 02:00:14

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