海を感じる時 作品情報
うみをかんじるとき
恵美子(市川由衣)と洋(池松壮亮)、二人の出会いは高校の新聞部だった。ある日、授業をさぼって部室で暇つぶしをしていた恵美子は、先輩の3年生の洋と顔を合わせる。突然、洋は恵美子にキスを迫るが、決して君が好きな訳じゃない、ただキスがしてみたいからだと言い放つ。衝動的に体をあずける恵美子にあくまで洋は「女の人の体に興味があっただけ」「君じゃなくてもよかった」と恵美子を拒絶する。幼い頃に父親を亡くし母親に厳格に育てられ、愛を知らずに成長した恵美子はそれでも洋を求め、大切にされないとわかっていても会うたびに自ら体を差し出すのだった。やがてそんな関係に寂しさを募らせながらも、恵美子は次第に“女”として目覚めていく……。月日は経ち、洋は東京へ下宿し、恵美子も洋の近くにいたい一心で東京の花屋で働いていた。会うたびに身体を重ねる恵美子と洋。恵美子はどんな形でも洋のそばにいたい、洋に必要とされたいと願いながらも寄り添っては傷つき反発していく……。
「海を感じる時」の解説
1978年に発表された中沢けいの同名小説を「僕は妹に恋をする」の安藤尋監督が映画化。愛を知らない少女が一人の男と出会い“女”へと目覚めていく姿を描く。出演は「NANA2」の市川由衣、「愛の渦」の池松壮亮、「なにもこわいことはない」の高尾祥子、「無花果の森」の三浦誠己、「もらとりあむタマ子」の中村久美。脚本は「大鹿村騒動記」の荒井晴彦。
中沢けいの18歳のデビュー作を実写化したドラマ。所属する新聞部の先輩・洋と、衝動的に体の関係を持った女子高生の恵美子。洋に愛情を求める恵美子だが、冷たくはねつけられてしまう。それでも想いを募らせ、上京した洋を追いかけて東京で働くが……。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2014年9月13日 |
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キャスト |
監督:安藤尋
原作:中沢けい 出演:市川由衣 池松壮亮 阪井まどか 高尾祥子 三浦誠己 中村久美 |
配給 | ファントム・フィルム |
制作国 | 日本(2014) |
年齢制限 | R-15 |
上映時間 | 118分 |
(C)2014「海を感じる時」製作委員会
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、3件の投稿があります。
P.N.「水口栄一」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-08-20
海を感じる時をまた観た。中沢けいさんの小説を読んだ時の衝撃は今だに忘れることができない。素晴らしいと思った。この映画もまた素晴らしいの一言に尽きる。生きることはあまりにも悲しくて、愛しいものだと感じている。市川由衣さんは最高のいいオンナだと思う。美しすぎる。演技も素晴らしい。大好きだ。