大いなる沈黙へ グランド・シャルトルーズ修道院 作品情報
おおいなるちんもくへぐらんどしゃるとるーずしゅうどういん
フランスのアルプス山脈にある男子修道院グランド・シャルトルーズ修道院の修道士たちに、世界ではじめてカメラを向ける。ケルンのブルーノが創始したカルトジオ会はカトリック教会の中でも厳しい戒律で知られ、グランド・シャルトルーズ修道院でも何世紀にもわたり守られてきた決まりの中で修道士たちは粛々と祈りを捧げ生きている。彼らは俗世間から切り離されているうえに、日曜の昼食後に設けられている散歩の時間以外会話は許されていない。静寂が保たれ、俗世間とは異なる時間が流れていく。うつろう季節、灯りや影、祈り、瞑想性と精神性を育むようなグレゴリオ聖歌、修道士たちの澄んだまなざしといった修道院のあるがままの姿をカメラは捉えていく。
「大いなる沈黙へ グランド・シャルトルーズ修道院」の解説
カトリック教会の中でも最も戒律が厳しいとされるカルトジオ会のグランド・シャルトルーズ修道院で、俗世間から切り離され清貧のうちに生きる修道士たちを撮影したドキュメンタリー。構想から21年かけられた本作には、修道院からの条件により音楽もナレーションも付け加えられず、照明も使わずにありのままの姿を映している。監督は本作の後に制作した「DIE FRAU DES POLIZISTEN（警察官の妻）」（未）で第70回ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞を獲得したフィリップ・グレーニング。監督自ら6ヶ月間グランド・シャルトルーズ修道院で過ごしながら撮影に臨んだ。2006年サンダンス映画祭で審査員特別賞を受賞したほか、様々な映画祭で高い評価を得ている。
カトリック教会の中でも厳しい戒律で知られる、カルトジオ会の男子修道院の生活を捉えたドキュメント。撮影を申し込み許可が下りるまで16年、いくつもの制約のもと伝説の修道院で繰り返される、静謐に包まれた修道士たちの祈りと務めを切り取る。
公開日・キャスト、その他基本情報
| 公開日 | 2014年7月12日 |
|---|---|
| キャスト | 監督：フィリップ・グレーニング |
| 配給 | ミモザフィルムズ |
| 制作国 | フランス スイス ドイツ（2005） |
| 上映時間 | 169分 |
| 公式サイト | http://www.ooinaru-chinmoku.jp/ |
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