僕がジョンと呼ばれるまで 作品情報
ぼくがじょんとよばれるまで
アメリカ・オハイオ州にある高齢者介護施設は、平均年齢80歳以上、ここに暮らす多くの方が認知症を抱えている。スタッフのジョンは施設で暮らす高齢者に、「僕の名前を知っていますか?」と毎日尋ねるが、いつも返ってくるのは「いいえ」という返事だった。入居者たちはスタッフと一緒に、学習療法という、読み書きや簡単な計算をする認知症改善プログラムに取り組む。認知症と診断されて2年になる93歳のエブリンは、自分の名前も書けず、ジョンとの会話も噛み合わなかった。しかし、学習療法を続けるうち、彼女に大きな変化が訪れる。趣味の編み物を再開し、笑顔でジョンに話しかけるようになり、かつて得意だった辛辣なジョークまで復活したのだ。仲間と一緒に学ぶことで、大切なものを思い出していく入居者たち。そのことはスタッフや家族も笑顔に変えていく。この映画の登場人物たちの笑顔は、いまだ根本的な治療法のない認知症に対する不安を希望に変えるヒントになるはずである。
「僕がジョンと呼ばれるまで」の解説
アメリカ・オハイオ州の高齢者介護施設で行われた、認知症のための学習療法の成果を追ったドキュメンタリー。共同監督は、テレビ、DVDのドキュメンタリー制作をしている太田茂と風間直美。2013年アメリカドキュメンタリー映画祭観客賞(外国作品)、2013年ベルリン国際フィルム・アワード特別選考賞受賞。
アメリカの老人介護施設で行われた日本発の認知症治療の試みから、病気への不安を希望に変えるヒントを投げかけるドキュメント。介護スタッフのジョンの名前も忘れてしまう施設の入居者たちがある取組みに挑戦、本人や周りに笑顔の輪を広げる。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2014年3月1日 |
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キャスト | 監督:風間直美 太田茂 |
配給 | 仙台放送(配給協力 東風) |
制作国 | アメリカ 日本(2013) |
上映時間 | 82分 |
公式サイト | http://www.bokujohn.jp/ |
(C)2013 仙台放送
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