ホドロフスキーのDUNE 作品情報

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「エル・トポ」「ホーリー・マウンテン」で熱狂的な人気を博したアレハンドロ・ホドロフスキー監督は、1970年代半ばにSF小説『DUNE』の映画化に着手。フランスの漫画家メビウスやSF画家のクリス・フォス、後に「エイリアン」や「バタリアン」を生み出したダン・オバノン、デザイナーのH・R・ギーガー、音楽担当としてロック・バンドのピンク・フロイドらを迎え、キャストにサルバドール・ダリ、ミック・ジャガーらという豪華な面々が集結したものの、映画化は頓挫してしまった。膨大なデザイン画や絵コンテなどの資料や、監督、プロデューサーのミシェル・セドゥ、ギーガーらのインタビューを交えながら、幻となりながらも後世に多大な影響を与えた『DUNE』の製作過程について追う。

「ホドロフスキーのDUNE」の解説

ホドロフスキー監督が進めていたSF小説「デューン」の映画化が、いかに衝撃的な企画であったか、そしていかに中止に追い込まれたかを振り返る、驚きと爆笑と感動と勇気のドキュメンタリー。本年カンヌ映画祭最大の話題作の1本。『エル・トポ』(69)『ホーリー・マウンテン』(73)でカルト的な人気を誇るアレハンドロ・ホドロフスキー監督は、1974年にSF小説「デューン」の映画化を企画するが、撮影に至る前に中止となってしまう。映画史上最も有名な「実現しなかった映画」の顛末を、ホドロフスキー自身が解説する本作は、映画作りへの情熱と勇気の衝撃の記録である。その計画の壮大さや、予定されたスタッフやキャストの豪華さは驚異的であり、いかにこの企画がその後の映画界に影響を与えたかは必見である。同時に、終盤のホドロフスキーのメッセージほど、現代人に勇気を与えるものはないだろう。プレミア上映されたカンヌ映画祭では会場が驚愕と爆笑に包まれ、映画祭最大の話題作となった。第26回(2013年)東京国際映画祭上映作品。

映画史上最も有名な“実現しなかった映画”として伝説と化していた、ホドロフスキーの「DUNE」。フランク・ハーバードのSFサーガ『デューン/砂の惑星』の映画化をめぐる製作過程とその挫折を、関係者の証言、資料などで描いたドキュメント。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2014年6月14日
キャスト 監督フランク・パヴィッチ
出演アレハンドロ・ホドロフスキー ミシェル・セイドゥー ニコラス・ウィンディング・レフン クリス・フォス H・R・ギーガー ブロンティス・ホドロフスキー
配給 アップリンク=パルコ
制作国 アメリカ(2013)
上映時間 90分

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-06-28

実現しなかった映画の夢をドキュメンタリーのstyleで紐解いて行く…。膨大な資料のアイデア帳の本にぎっしりと構想やスケッチがコラージュされ一冊のアートブックを拡げてホドロフスキー監督は自由自在にinterviewに応えるー。未実現のアイデアは「エイリアン」「スター・ウオーズ」等のSF映画の流れの素材的な源泉でも有ったと云う。其の構想は劇映画「デユーン~砂の惑星」でデビット・リンチ監督作品でキテレツな作風で伺われるもののダイジェスト版に終わった見たいだった。十時間以上の長篇としてデイレクターカット或いは完全版が観たい処だ?

最終更新日:2024-11-14 02:00:09

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