なにもこわいことはない 作品情報
なにもこわいことはない
ミニシアターに勤める恵理(高尾祥子)は、子供を持たず、夫の史也(吉岡睦雄)と2人きりの生活を送っている。生まれてくる誰かの父と母になるのではなく、一生を互いの夫と妻であり続けようと決めたのだ。朝早く出勤する恵理のために史也はコーヒーを淹れ、夜遅く帰宅する史也のために恵理は温かい食事を作る。職場の苦手な上司のこと、愛犬の去勢手術、すくすくと育つベランダのゴーヤ、美しく咲いた朝顔の花、懐かしい母の訪問、友人の突然の死。喜びも悲しみも、2人は一緒に共有しようとしていた。毎日がゆっくりと積もるように重なり、層を成してゆく。ところがある出来事によって、静かに、だが確実に、2人の当たり前だった日常にさざ波が生じてゆく……。
「なにもこわいことはない」の解説
子どもを作らず、2人で生きてゆくと決めた夫婦の、穏やかな日常の中に潜む愛や孤独、不安といった揺らぎを浮き彫りにすることで、夫婦の意味を問うドラマ。出演は「戦争と一人の女」の高尾祥子、「かぞくのくに」の吉岡睦雄。監督は「いたいふたり」の斎藤久志。第26回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門出品。
ある夫婦の日常を見つめ、人の温かみや孤独、不安などを繊細に描きだした「いたいふたり」の斎藤久志の7年ぶりの新作。子どもを持たずに、一生互いの夫と妻であり続けようと決めた史也と恵理。しかしある出来事が二人の日常にさざ波を起こす。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2013年11月16日 |
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キャスト |
監督:斎藤久志
出演:高尾祥子 吉岡睦雄 岡部尚 山田キヌヲ 谷川昭一朗 柏原寛司 角替和枝 森岡龍 猫田直 鈴木元 長田青海 大島まり菜 柄本明 |
配給 | MEgANE company |
制作国 | 日本(2013) |
上映時間 | 110分 |
(C) Saito Hisashi
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