ある海辺の詩人 小さなヴェニスで 作品情報
あるうみべのしじんちいさなべにすで
ラグーナ(潟)に浮かぶ美しい漁師町、キオッジャ。“小さなヴェニス”と呼ばれ、町を流れる運河には昔ながらの建物が並び、海にはたくさんの漁船が停泊している。その町で漁師として生きてきた男たちは、パラディーソ(天国)という名の小さな酒場“オステリア”に昔から毎晩のように集っていた。彼らはそこでビリヤードやカードゲームに興じ、本や新聞を読み、酒を酌み交わす。オステリアは、ここの住人にとって長年、憩いの場や心のよりどころとなっていた。そんなオステリアに、シュン・リー(チャオ・タオ)という異国の女性が働きにやってくる。ベービ(ラデ・シェルベッジア)とシュン・リーは故郷や家族の話を通して、異国からやってきた者同士、深い心の孤独を分かち合うようになる。やがて、2人は互いにかけがえのない大切な存在になっていく。しかし、古くからの人々が暮らす小さな町では、2人の関係はよくない噂となる。ベービは突然、心のよりどころを失ってしまう。時が流れ、シュン・リーは久しぶりにキオッジャを訪ねてくるが、そこにベービの姿はなかった。しかし残されていたベービの手紙には、彼の胸を打つ想いが綴られていた……。
「ある海辺の詩人 小さなヴェニスで」の解説
イタリアの漁師町キオッジャを舞台に、異国から来た男女の出会いと別れを描くヒューマンドラマ。監督は、多くのドキュメンタリー作品を手掛けてきたアンドレア・セグレ。出演は、「長江哀歌」のチャオ・タオ、「ビフォア・ザ・レイン」のラデ・シェルベッジア。2011年ヴェネチア国際映画祭FEDIC賞他受賞多数。
小さなヴェニスと呼ばれる漁師町キオッジャの酒場で、中国人女性シュン・リーが働くように。店に通うベーピは、彼女と詩を通じて心を通わすようになるが……。各国映画祭で高い評価を得た、イタリアの俊英アンドレア・セグレによるドラマ。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2013年3月16日 |
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キャスト |
監督:アンドレア・セグレ
出演:チャオ・タオ ラデ・シェルベッジア マルコ・パオリーニ ロベルト・チトラン ジュゼッペ・バッティストン |
配給 | アルシネテラン |
制作国 | イタリア=フランス(2011) |
上映時間 | 98分 |
(C)2011 Jolefilm S.r.l. - Aeternam Films S.a.r.l - ARTE France Cinema
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