ヴィーナス・イン・エロス 天使たちの詩歌 作品情報

びーなすいんえろすてんしたちのうた

ある深い森の奥に、1体のヴィーナス(原紗央莉)の像がひっそりとたたずんでいる。冬の最後の雪が降り、氷はとけてせせらぎに変わり始める。春が訪れると、ヴィーナスの傍らに、ダヴィデ(アラン・ヴィンセント)とエロス(マーティン・コリンズ)の像が加えられる。ヴィーナスは一瞬で、ダヴィデに恋をする。ある夏の夜、月光の下でヴィーナスはまどろみ、自分が人間に変身した夢を見る。夢の中でヴィーナスは、ダヴィデが自分を愛していることを知る。エロスは2人の仲に嫉妬し、自分をつくった彫刻家に矢を放ち、ヴィーナスを破壊させるため、その心を操ろうとする。そして恋のもつれは悲劇を引き起こす。時が流れ、森は再び冬の気配に包まれ、黄金の落ち葉から純白の雪景色に変わっていく。雪の降るクリスマス・イヴ、7人の天使たちが森を訪れる。彼らはヴィーナスのために歌い、その心を癒してくれた。天使たちは歌い終わると、『メリー・クリスマス!』と言いながらヴィーナスの手を握り、暗闇の中に消えていく。やがて雪は吹雪となり、ヴィーナスに再び劇的な運命の転機が訪れる……。

「ヴィーナス・イン・エロス 天使たちの詩歌」の解説

3体の彫像の恋の悲劇を幻想的に描く音楽劇。監督は、デビュー作「Recordare: Days of Remembrance」で2008年シカゴ短編映画祭、パリ映画祭最優秀映画賞にノミネートされた今井孝子。出演は、「3D SEX&禅」の原紗央莉、ダンサーのアラン・ヴィンセント、モデルのソノヤ。

神話やファンタジーにインスパイアされた独創的な物語を、既成概念を打ち破るダンスと音楽の融合で見せる音楽ファンタジー映画。深い森の奥に佇むヴィーナス像とダヴィデとエロス像の3体が命を吹き込まれ、幻想的な恋の悲劇を繰り広げる様を描く。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2012年10月20日
キャスト 監督今井孝子
出演原紗央莉 アラン・ビンセント ソノヤ マーティン・コリンズ
配給 オープンセサミ
制作国 日本 イギリス(2012)
上映時間 83分
公式サイト http://venusineros.info/

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最終更新日:2022-07-26 11:03:30

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