刑事ベラミー 作品情報
けいじべらみー
セート墓地のそばの海岸で、黒焦げの自動車と焼死体が発見される。休暇中で、妻と毎日のんびり暮らしていたベラミー警視(ジェラール・ドパルデュー)が、家の居間でくつろいでいる。TVでは、エミール・ルレの保険金詐欺事件が報じられている。男(ジャック・ガンブラン)がベラミーを訪ねてきて、名前も名乗らずに電話番号だけ伝えて帰る。歯科医の友人がベラミーを訪ねてきて、夕食を共にする。エミール・ルレの愛人で、フット・マッサージ店を経営しているナディアの話題になる。その夜、昼間来た怪しい男ノエル・ジャンティから電話が入り、ベラミーは指定されたモーテルに向かう。そこでノエルはベラミーに1枚の写真を見せ、その人物を殺したと告げる。しかし写真に写っている男は、ノエルに瓜二つだった。ある夜、ベラミーの腹違いの弟で、まともな仕事につかない前科者ジャック(クローヴィス・コルニヤック)が訪ねてくる。ジャックはいつも妙な儲け話を持ち掛け、ベラミーを困らせる。ノエルのデータは警察に無く、身分証は偽造だった。不審に思ったベラミーは、ノエルの妻のもとを訪れる。家に飾ってある写真を見て、彼女と一緒に映っている男は誰かと尋ねると、エミール・ルレだと答える。ノエルと名乗った男はルレだったのか? 保険金詐欺事件の意外な真相とは? ベラミーと弟ジャックの隠された過去も明らかになり、物語はクライマックスへと進む。
「刑事ベラミー」の解説
実際に起こった保険金詐欺事件を基に、その謎に挑む刑事の姿を描くミステリー。監督は、「引き裂かれた女」のクロード・シャブロル。出演は、「しあわせの雨傘」のジェラール・ドパルデュー、「幸せはシャンソニア劇場から」のクローヴィス・コルニヤック、「レセ・パセ 自由への通行許可証」のジャック・ガンブラン。
「肉屋」「主婦マリーがしたこと」などで知られる名匠、クロード・シャブロルの遺作となったサスペンス。人を殺したと語る謎めいた男と出会った休暇中の刑事が、保険金詐欺事件とその裏にある複雑怪奇な人間模様に巻き込まれていく姿を綴る。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2012年4月21日 |
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キャスト |
監督:クロード・シャブロル
出演:ジェラール・ドパルデュー クロヴィス・コルニアック ジャック・ガンブラン マリー・ビュネル ヴァイナ・ジョカンテ マリー・マテロン アドリエンヌ・ポリー イヴ・ヴェルフーヴァン ブリュノ・アブラム=クレメール ロドルフ・ポリー |
配給 | 紀伊國屋書店=マーメイドフィルム(配給協力 コミュニティシネマセンター) |
制作国 | フランス(2009) |
上映時間 | 110分 |
(C) Moune Jamet
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