道 白磁の人 作品情報
みちはくじのひと
1914年、林業技師の浅川巧(吉沢悠)は朝鮮半島へと渡った。荒れ果てた朝鮮半島で、浅川は「自然法に帰せ、それより道はない」という信念に基づき、多くの山林を緑化復元して自然との共生を目指す。何よりも地に根差した活動をし、現地の人々を理解しようとする浅川。緑化を進める一方、私欲を捨て、貧しい子供達が学校に通えるようにするために少ない私財を費やす。激動の時代に自らの信念を貫き通そうとする浅川の姿に、多くの人が感銘を受けた。1931年に40歳という若さで生涯を閉じた浅川巧の数奇な人生を綴る。
「道 白磁の人」の解説
林業技師として朝鮮半島に渡り、多くの荒れ果てた山林を生き返らせ今でも敬愛され続ける浅川巧の生涯を描き第8回中村星湖文学賞を受賞した、江宮隆之の『白磁の人』(河出文庫)を映画化。監督は「BOX 袴田事件 命とは」「TATTOO<刺青>あり」の高橋伴明。出演は「種まく旅人~みのりの茶~」「てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~」の吉沢悠、「結婚式の後に」やドラマ『トンイ』など韓国で活躍するペ・スビン、「少女たちの羅針盤」の黒川智花、「津軽百年食堂」の手塚理美ほか。脚本は「うさぎドロップ」「ゴールデンスランバー」の林民夫。音楽は「八日目の蝉」で第35回日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞した安川午朗。2012年3月9日より大阪で開催された第7回大阪アジアン映画祭にて上映された。
実在した工芸評論家・浅川巧の姿を描いたドラマ。日本人青年・浅川は日本統治下の朝鮮半島へと渡り、朝鮮総督府林業試験所で養苗を担当することに。同僚の朝鮮人チョンリムから朝鮮語を習う一方で、彼らが日本人から受けている屈辱を知る。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2012年6月9日 |
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キャスト |
監督:高橋伴明
原作:江宮隆之 出演:吉沢悠 ペ・スビン 酒井若菜 石垣佑磨 塩谷瞬 黒川智花 近野成美 市川亀治郎 堀部圭亮 田中要次 大杉漣 手塚理美 チョン・ダヌ チョン・スジ |
配給 | ティ・ジョイ |
制作国 | 日本(2012) |
上映時間 | 118分 |
(C) 2012「道~白磁の人~」フィルムパートナーズ
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。
P.N.「笑顔」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2012-06-14
地味な映画だとは思いますが、心にしみますそして痛みます。過酷な環境の中にありながらも信念を曲げず貫いて大韓民国で生き仕事をしその土地に眠る独りの日本人がいた。いい映画でした。