宮廷料理人ヴァテール 作品情報
きゅうていりょうりにんばてーる
1671年、フランス。コンデ大公(ジュリアン・グラヴァー)は、国王ルイ14世(ジュリアン・サンズ)の信頼を取り戻そうと腐心しており、料理人ヴァテール(ジェラール・ドパルデュー)に三日三晩を通しての餐宴を催すよう命じる。ヴァテールは国王に満足してもらおうと、三日それぞれにテーマを決め、究極メニューと大掛かりなショーを念入りに準備していった。やがて餐宴がはじまる。事は順調に運んでいくが、そんな中、国王妃の女官アンヌ(ユマ・サーマン)を見つめる三人の男、国王とローザン侯爵、そしてヴァテールがいた。国王は一日目、アンヌを夜の相手に指名する。アンヌはヴァテールに惹かれていたが、女として成功を手にするために国王の愛を受け入れる。しかし二日目の夜、アンヌはヴァテールの部屋を訪れ、二人は結ばれる。だがそれをローザン侯爵に知られ、脅迫されたアンヌは彼と肉体関係を持つはめになった。最後の三日目。ヴァテールは料理に使う魚の仕入れが余りに足りないことに絶望し、自殺する。皮肉にもその直後、大漁の魚貝が到着するが、残されたのはアンヌへの愛が綴られた亡きヴァテールの手紙だけだった。
「宮廷料理人ヴァテール」の解説
十七世紀のフランスに実在した天才料理人フランソワ・ヴァテールの生き様を描いた歴史大作。監督・製作は「グッバイ・ラバー」のローランド・ジョフィ。脚本はジャンヌ・ラブリュヌ。英語脚色は「恋におちたシェイクスピア」のトム・ストッパード。音楽は「海の上のピアニスト」のエンニオ・モリコーネ。出演は「仮面の男」のジェラール・ドパルデュー、「アベンジャーズ」のユマ・サーマン、「海の上のピアニスト」のティム・ロス。「ラルフ一世はアメリカン」のジュリアン・グラヴァー、「ワン・ナイト・スタンド」のジュリアン・サンズほか。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2000年11月4日 |
---|---|
キャスト |
監督:ローランド・ジョフィ
出演:ジェラール・ドパルデュー ユマ・サーマン ティム・ロス ジュリアン・グローヴァー ジュリアン・サンズ ティモシー・スポール マーレイ・ラクラン・ヤング ハイウェル・ベネット リチャード・グリフィス アリエル・ドンバール マリーヌ・デルテルム フィリピーヌ・ルロワ=ボーリュー |
配給 | 日本ヘラルド映画(テレビ東京=博報堂=テレビ大阪=アミューズ=日本ヘラルド映画提供) |
制作国 | フランス イギリス(2000) |
上映時間 | 118分 |
ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2019-03-06
本ローランド・ジョフイ監督が名producerパットナムとタッグを組んで出来た作品が「キリング・フィールド」に続く映画「ミッション」だ。クリス・メンゲスのカメラワークに誘われ南米アマゾン奥地での基督教布教史の一齣が紡がれるカンヌ国際映画祭パルムドール賞授賞作品