ポテチ 作品情報
ぽてち
今村(濱田岳)と若葉(木村文乃)の出会いはビルの屋上だった。そのきっかけとなったのは、一本の電話。2人が出会う少し前、ビルの屋上から飛び降り自殺をしようとしていた若葉は、死ぬ前に恋人に電話をかけた。ところが、留守電に吹き込まれたメッセージを聞いていたのは、彼女の恋人の家に空き巣で入っていた今村とそのボス。“これから死ぬ”という彼女を放っておくことができず、今村は“キリンに乗っていくから!”と、わけのわからない言葉を発して、若葉のいるビルへ向かったのだ。これによって自殺を思い止まった彼女は、今村と同棲を始める。ある日、今村の空き巣の仕事を見てみたいと同行する若葉。忍び込んだマンションの一室は、プロ野球選手の尾崎の部屋だったが、今村は野球漫画を読んだり、ソファでくつろいだり、何かを盗む様子は全くない。若葉が金目のものを見つけて帰ろうと促してもなかなか動かない。と、そこへ電話のベルが鳴り、家主の尾崎に助けを求めるメッセージが。若葉と出会ったときと似ている、と今回も放っておけなくなった今村は、メッセージを残した女の元へ向かう。尾崎の代理で助けに向かった今村と若葉だったが、そこには思わぬ出来事が待っていた……。意外な事実を知って腹を立てた今村と若葉は、帰り道にポテトチップスを買い、車の中で食べる。その時の若葉の“コンソメ食べたい気分だったけど、塩味もいいもんだね。間違ってもらって、かえって良かったかも”という何気ない言葉に、泣きじゃくる今村。なぜ、彼は泣いたのか?そもそも、なぜ、今村は尾崎に執着するのか?すべての理由は26年前、2人の赤ん坊が生まれたあの日に遡り……。若葉は、今村が憧れる兄貴分の黒澤(大森南朋)からある事実を聞かされる。
「ポテチ」の解説
「ゴールデンスランバー」など、伊坂幸太郎作品の映画化で定評のある中村義洋監督が、伊坂の中編小説を原作に、別々の人生を歩んできたプロ野球選手と平凡な青年が辿る数奇な運命を描く。出演は、中村作品の常連で「ゴールデンスランバー」の濱田岳、「極道めし」の木村文乃、「ALWAYS 三丁目の夕日’64」の大森南朋。2012年4月7日より、宮城県仙台にて先行公開。
人気作家・伊坂幸太郎の中短篇集『フィッシュストーリー』に収められた一篇を原作にしたドラマ。同じ仙台の街で、同じ日に生まれた、尾崎と今村。尾崎はプロ野球のスター選手として活躍していたが、今村は空き巣を生業にする男になっていた。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2012年5月12日 |
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キャスト |
監督:中村義洋
原作:伊坂幸太郎 出演:濱田岳 木村文乃 大森南朋 石田えり 中林大樹 松岡茉優 阿部亮平 中村義洋 桜金造 |
配給 | ショウゲート |
制作国 | 日本(2012) |
上映時間 | 68分 |
(C) 2007伊坂幸太郎 / 新潮社 (C) 2012『ポテチ』製作委員会
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ユーザーレビュー
総合評価:4.83点★★★★☆、6件の投稿があります。
P.N.「晴」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-04-01
個々の判断なので納得する以外ないですが自分の感覚より低い評価が多いのが残念です。
原作も読んでいますが出来映えは、もっと評価されてほしいなぁ…