デビル(2010) 作品情報

でびる

高層オフィスビルで一人の男が墜落死した。現場に急行したフィラデルフィア市警殺人課のボーデン刑事(クリス・メッシーナ)は、ロザリオを握りしめた死体に不自然な思いを抱きつつも、状況から自殺と断定する。その頃、エレベーターの一基が突然停止し、セールスマン風の男(ジェフリー・エアンド)、老女(ジェニー・オハラ)、警備員のラーソン(ボキーム・ウッドバイン)、身なりのいい若い女(ボヤナ・ノヴァコヴィッチ)、そして整備工の若者(ローガン・マーシャル=グリーン)の5人が閉じ込められた。状況に気が付いた警備室の警備員ラスティグ(マット・クレイヴン)とラミレス(ジェイコブ・バルガス)は整備担当のドワイトに故障したエレベーターの確認に向かわせる。エレベーターの中で5人はパニックになりながらもなんとか冷静さを保とうとしていたが、突然照明が消えて再点灯したとき、若い女の背中が切られて出血。5人は誰が犯人かお互いを疑う。その状況を監視カメラのモニターで見たラスティグは警察に連絡。無線を聞いたボーデンは警備室に向かい、中の5人に落ち着くように話す。だが、エレベーターにはボーデンの声は届いているもののエレベーターからの声はまったく聞こえない。ボーデンは消防署のレスキューに連絡、閉じ込められている5人の身元を調べるためにロビーの入館者名簿を調べに行く。その間にエレベーター内では再び照明が消え、鏡が割れた音が聞こえたと同時に点灯すると、そこには首に鏡の破片を突き立て、セールスマンの男が死んでいた。そんな中、屋上からエレベーターのワイヤーを伝って下りようとしていたドワイトが墜落死。敬虔なクリスチャンのラーソンはこれが悪魔による仕業だと言う。最初はラーソンの戯言だと考えていたボーデンは、自殺者がオフィスに残していた「悪魔の足音が聞こえる」という謎のメモや、閉じ込められている5人の素性が明るみになることで、ラーソンの言う悪魔の存在が頭をよぎる。閉じ込められた5人がなぜ死ななければいけないのか、その事実を知った時、ついにその恐怖の正体が目の前に現れた……。

「デビル(2010)」の解説

「エアベンダー」のM・ナイト・シャマラン原案・製作、『REC:レック/ザ・クアランティン』のジョン・エリック・ドゥードル監督によるミステリー・ホラー。高層ビルのエレベーター内に閉じ込められた5人の男女に起こる閉所の恐怖と不可解な現象を描く。出演は「お家(うち)をさがそう」のクリス・メッシーナ、「クロッシング」のローガン・マーシャル=グリーン、「(500日)のサマー」のジェフリー・エアンド。

「ハプニング」などの鬼才、M.ナイト・シャマランが原案を手掛けたシチュエーション・ホラー。停止したエレベーター内に閉じ込められ、照明が消えるたびに一人ずつ殺されていくという、異様な状況下に置かれた男女5人の行く末を見つめる。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2011年7月16日
キャスト 監督ジョン・エリック・ドゥードル
出演クリス・メッシーナ ローガン・マーシャル=グリーン ジェフリー・エアンド ボヤナ・ノヴァコヴィッチ ジェニー・オハラ ボキーム・ウッドバイン ジェイコブ・バルガス マット・クレイヴン ジョシュ・ピース
配給 東宝東和
制作国 アメリカ(2010)
上映時間 80分

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-10-31

本編と同じナイト・シャマラン原案&ドウールズ監督のコンビネーションのホラーが映画「地下に潜む怪人」だった…。古代エジプトの壁画が掘り出されたり色々なトリックや仕掛けがミステリアスで…、カメラアイが臨場感を一際高めたんだねえ~。

最終更新日:2022-07-26 11:03:32

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