愛の勝利を ムッソリーニを愛した女 作品情報

あいのしょうりをむっそりーにをあいしたおんな

20世紀前半、イタリアに独裁政権を築き、歴史上ヒトラーと並び称される独裁者ベニート・ムッソリーニ(フィリッポ・ティーミ)。その陰には、イーダ(ジョヴァンナ・メッツォジョルノ)という一人の女性の存在があった。熱心な社会主義者だった若きムッソリーニと恋に落ちたイーダは、全財産を投げ打って彼の理想の実現のために尽くす。身も心もすべてを捧げたイーダは、やがて彼の子供を産む。だが、この時初めて、ムッソリーニがすでに家庭を持つ身だったことを知る。自分が彼の妻であり、息子がムッソリーニの長男であることを認めさせようとするイーダ。だが、イタリア国内でムッソリーニの支持率が急上昇していく過程で、彼女は危険人物として排除されようとしていた……。やがてファシストへと転向してゆくムッソリーニ。最愛の人から裏切られながらも人生を賭けて、信念を貫きとおすイーダの波乱に満ちた人生。歴史の闇に葬られた、愛の物語がいま明らかになる。

「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女」の解説

イタリアを第二次世界大戦へと導いた悪名高き独裁者ムッソリーニ。若き日の彼を支えた女性イーダとムッソリーニの愛、やがて訪れる別れを描く。イーダを演じたのは「コレラの時代の愛」のジョヴァンナ・メッツォジョルノ。その熱演は高く評価され、全米批評家協会賞主演女優賞ほか、多数受賞。カンヌ映画祭コンペ部門出品作。

イタリアで独裁体制を率いたムッソリーニに尽くすものの裏切られ、歴史上から抹殺された女性の姿を見つめた実録劇。政治活動を通してイタリアの革新を図るムッソリーニを経済的にも精神的にも支えるイーダだが、彼に正妻がいたことが判明する。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2011年5月28日
キャスト 監督マルコ・ベロッキオ
出演ジョヴァンナ・メッゾジョルノ フィリッポ・ティーミ ミケーラ・チェスコン ピエール・ジョルジョ・ベロッキオ
配給 エスピーオー
制作国 イタリア フランス(2009)
年齢制限 R-15
上映時間 128分

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-12-14

フェデリコ・フェリーニ監督作品「アマルコルド」はムッソリーニ台頭期のfascism期のイタリアの港町リミニを舞台にしていた…。其のカリカチュアなキャラを観ていてシリアスに画かれた本編のムッソリーニの妻イーダの事が頭を過ったんだー。

最終更新日:2022-07-26 11:03:32

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