シルビアのいる街で 感想・レビュー 3件

しるびあのいるまちで

総合評価5点、「シルビアのいる街で」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-07-24

👁️そして,A・ヒッチコック監督のサスペンス映画〈裏窓〉のヤングアダルト版の映画〈デイスタービア〉を視ていて謹慎中の青年役のシャイア・ラブーフが隣人の娘に対して抱く感情が,本篇で画家の青年がシルビアを見詰めるシーンと重なって見えた。見詰める事は愛の表現だから

P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-07-11

フランコ・ネロ主演の映画<裏切りの荒野>を視ていたら、青年画家が一途に女を追い求める本作のパッションが思い浮かんだ。<裏切りの荒野>は、メリメ原作の「カルメン」を下敷きに勝ち気なロマのカルメンに翻弄される兵隊の姿をドラマチックに描く!ゲリン監督のシルビアは生身のカルメンと言うよりも画家が頭の中に創造した幻影或いは愛のミラージュなのかも知れないが…。市電の中で彼女と初めて会話した時「そんなら、始めから言ってくれれば善かったのに。付けられていて気味が悪かったわ」 と言われて、青年は我に返った。

P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-01-29

白夜(ブレッソン監督)の様に街の中にひたすら一人の女を追い続ける青年…。理想のミューズを探してカフェでスケッチを繰り返す画家志望の青年。辻音楽師の一行との出合いのシーンも秀逸♪市電の中で憧れのシルビアを掴まえた時に彼女から思わぬ言葉が…。ストーカー紛いの行為がサスペンスフルなタッチで一篇の私小説の如くドラマチックなのだ。それもアーチステイックな色調を帯びて…。ゲリン監督の最新作映画ミューズアカデミーではそんなロマンチックな幻想が、血みどろの生々しい現実の女たちのバトルとなってー。

最終更新日:2022-07-26 11:03:33

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