華麗なるアリバイ 作品情報
かれいなるありばい
フランスの小さな村、ヴェトゥイユ。上院議員のアンリ・パジェス(ピエール・アルディティ)と妻エリアーヌ(ミュウ=ミュウ)は、週末ごとに友人たちを招き、狩りやパーティでもてなしていた。ある週末、集まったのは精神分析医のピエール(ランベール・ウィルソン)とその妻クレール(アンヌ・コンシニ)を始めとした数人。だが、彼らの間には妙な緊張感が漂っていた。妻への誠実さに欠けるピエールは、結婚以来、何度も浮気を繰り返しており、この日集まった全員がピエールに対して愛情、憎悪、嫉妬など、何らかの感情を抱く関係にあったのだ。そしてクレールは、分別のない夫の行動を知りながら、2人の子供との生活を守るため、見て見ぬ振りをしていた。その日も、ピエールは愛人エステル(ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ)がいることを知りながら、元恋人であるイタリア人女優のレア(カテリーナ・ムリーノ)の誘いに乗り、一夜を共にする。だが翌朝になると、復縁を迫るレアに対して、ぬけぬけと“妻子がいるから”と拒絶するのだった。その態度に激怒し、罵詈雑言を浴びせるレア。彼女と別れたピエールは、1人黙々とプールで泳ぐ。彼がプールを出ると、そこには午後のけだるい静寂が広がった。その時、突然一発の銃声と女の悲鳴が響き渡る。エリアーヌがプールに駆けつけた時、倒れたピエールの傍らに、彼の手を握るエステルと銃を握っている妻のクレールがいた。殺人の容疑者として警察に拘留されるクレール。だが、解剖の結果、ピエールを撃ったのは彼女が手にしていた銃でないことが判明。捜査は振り出しに戻る。そして当時、パジェス家にいた8人全員に、ピエールを殺害する動機があった。彼らが互いを疑い始めたとき、第2の殺人が起きる。果たして、真犯人は誰なのか……?
「華麗なるアリバイ」の解説
アガサ・クリスティのミステリー『ホロー荘の殺人』を「美しき諍い女」、「ランジェ公爵夫人」などジャック・リヴェット作品で脚本家として活躍するパスカル・ボニゼールが映画化。フランスの小さな村の大邸宅で殺人が起きるが、集まった8人全員に殺人の動機とアリバイがあった…。出演は「オーケストラ!」のミュウ=ミュウ。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2010年7月17日 |
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キャスト |
監督:パスカル・ボニゼール
原作:アガサ・クリスティ 出演:ミュウ=ミュウ ランベール・ウィルソン ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ ピエール・アルディティ アンヌ・コンシニ マチュー・ドゥミ カテリーナ・ムリーノ モーリス・ベニシュー セリーヌ・サレット アガット・ボニゼール エマニュエル・リヴァ ダニー・ブリヤン |
配給 | アルバトロス・フィルム(提供 ニューセレクト) |
制作国 | フランス(2008) |
上映時間 | 93分 |
ユーザーレビュー
総合評価:4点★★★★☆、2件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2019-11-20
元のスーシェ版名探偵ポアロシーズン9〈ホロー荘の殺人〉を視聴。殺人の動機等を穿鑿して行く灰色の脳細胞が如何に真犯人を探り充てるのかが愉しめる人気ドラマの本格推理劇