テレシネマ7/楽園 作品情報
てれしねませぶんらくえん
雪の降る朝、刑務所から出所した1人の女性(キム・ハヌル)が、南へ向かう列車に乗り込む。女性は列車の中で、老婆からのり巻を貰う。そのお礼に、老婆の持っていた花の種を買う。“最後の楽園 ハナ島リゾート”と書かれたチラシに目が止まった女性は、その地へ行くことを決める。女性はハナ島行きの船に乗ると、服を着替え、出所の際に受け取ったお金が入っていた封筒を捨てる。“江陵刑務所 ハン・ミギョン”と書かれたその封筒を、船に乗り合わせていたハナ島の小学校教師キム・イルホ(チ・ジニ)が拾う。ミギョンは島に着くと、チラシに載っていた大木を探して森に入る。森の中で出会った少女に道を訪ねるが、少女は走り去る。ミギョンは森をさまよい、海辺へ出る。“パラダイス・カフェ”という廃れた洋館を見つけたミギョンは、庭のハンモックで眠ってしまう。そこへやってきたイルホは、ミギョンに毛布を掛ける。翌朝、ミギョンは役場を訪れ、住み込みの小学校の給食室の仕事を見つける。履歴書を求められ動揺した彼女は、“イ・ユリ”という偽名を書く。イルホは彼女が名前を偽って働き出したことを知るが、何事もなかったかのように受け入れる。給食室で働いている中年女性パク・アラムも訳ありのようだったが、お互い詮索せずに過ごしていた。ある夜、給食室から不審な物音を聞いた2人は、恐る恐る様子を見に行く。そこには、食べ物を漁る少女イム・ファランがいた。彼女は、ミギョンが森で出会った少女だった。ミギョンはファランに優しく接し、事情も聞かずにご飯を作ってあげる。父親を亡くしたファランは、母親の恋人とうまくいかず、家にも学校にも寄りつかなくなっていた。イルホからファランのことを聞いたミギョンは、表情を曇らせる。ある日、島の青年たちは“イ・ユリ”が偽名だったことを知って騒ぎ出す。しかしイルホに諭され、ミギョンの歓迎会を兼ねたパーティーを企画する。
「テレシネマ7/楽園」の解説
日本の脚本家と韓国の俳優・監督で制作する“テレシネマ7”の作品。出所して見知らぬ島に移り住んだ女性と島の教師の関係を描く。脚本は「いま、会いにゆきます」の岡田惠和。監督はドラマ『ラブ 最愛の人』のイ・ジャンス。出演は、「同い年の家庭教師」のキム・ハヌル、ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』のチ・ジニ。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2010年5月29日 |
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キャスト |
監督:イ・ジャンス
出演:キム・ハヌル チ・ジニ |
配給 | 東宝映像事業部 |
制作国 | 日本 韓国(2009) |
上映時間 | 110分 |
公式サイト | http://www.telecinema7.jp/ |
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