17歳の肖像 作品情報
じゅうななさいのしょうぞう
1961年。ジェニー(キャリー・マリガン)は、ロンドン郊外のトゥイッケナムの学校に通う16歳の少女。父・ジャック(アルフレッド・モリーナ)と母・マージョリー(カーラ・セイモア)は、成績優秀なジェニーがオックスフォード大学に進学することを期待している。楽団でチェロを弾き、フランスに憧れ、ロマンティックな恋を夢見るジェニーの今のボーイフレンドは、生真面目だが冴えない同級生のグラハム(マシュー・ビアード)。そんなジェニーは大学に入ればもっと自由に好きなことができると信じていた。楽団の練習の帰り道、どしゃぶりの雨に見舞われたジェニーは、高級車を運転する見知らぬ大人の男性から「君のチェロが心配だ」と声をかけられる。自宅までのほんの僅かな距離を行く間に、彼の紳士的な態度と柔らかな物腰、ウィットと教養に富んだ言葉がジェニーの心を捉える。それがデイヴィッド(ピーター・サースガード)との出会いだった。数日後、ジェニーは街角でデイヴィッドを見かけて声をかける。デイヴィッドが彼女を音楽会と夕食に誘うと、ジェニーはその申し出を喜んで受け入れた。デイヴィッドの友人で美術品取引の仕事仲間のダニー(ドミニク・クーパー)とその恋人ヘレン(ロザムンド・パイク)を紹介されたジェニーは、彼らが足を運ぶナイトクラブや絵画のオークションに同行、洗練された大人の世界にすっかり魅了されていく。生まれて初めて“人生を楽しむ”ということを知った彼女は、これまでの自分の人生が急に色褪せたものに思えるのだった。それを教えてくれたデイヴィッドにますます恋をしていくジェニー。そしてデイヴィッドもまたジェニーの聡明さに惹かれていく。初めての真剣な恋に夢中のジェニーは、17歳の誕生日をまもなく迎えようとしていた。だが、もう後戻りできない大人の入口で、彼女は大切な選択を迫られることになる。ジェニーが自ら最後に選んだ道とは……?
「17歳の肖像」の解説
イギリスの人気記者リン・バーバーの回想録を基に「ハイ・フィデリティ」の原作者ニック・ホーンビィが脚色した青春ドラマ。監督は「幸せになるためのイタリア語講座」のロネ・シェルフィグ。出演は「パブリック・エネミーズ」のキャリー・マリガン、「エスター」のピーター・サースガード、「ある公爵夫人の生涯」のドミニク・クーパー、「サロゲート」のロザムンド・パイクなど。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2010年4月17日 |
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キャスト |
監督:ロネ・シェルフィグ
原作:リン・バーバー 出演:キャリー・マリガン ピーター・サースガード ドミニク・クーパー ロザムンド・パイク アルフレッド・モリナ カーラ・セイモア エマ・トンプソン オリヴィア・ウィリアムズ サリー・ホーキンス マシュー・ビアード |
配給 | ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント |
制作国 | イギリス(2009) |
年齢制限 | PG-12 |
上映時間 | 100分 |
公式サイト | http://www.17-sai.jp/ |
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ユーザーレビュー
総合評価:4点★★★★☆、2件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2018-05-04
本編で熱演していたキャリー・マリガン嬢がトマス・ハーデイ原作のリメイクの劇映画〈遥か群衆を離れて〉を視聴。三人の男から求婚される難しい役処を見事に演じた…。ミレーの絵画の如き農場風景を捉えたカメラワークもとても美しかった!ロマン・ポランスキー監督の矢張りハーデイ原作の文藝ロマン〈テス〉と共通した趣も感じられたー。