あの日、欲望の大地で 作品情報
あのひよくぼうのだいちで
シルヴィア(シャーリーズ・セロン)は、ポートランドの海辺に建つ高級レストランのマネージャーとして働いている。だが、ひとたび職場を離れると、行きずりの男と安易に関係を持ち、自傷行為に走り、彼女は別人のように変貌を遂げた。そんな彼女の前に、カルロス(ホセ・マリア・ヤスピク)と名乗るメキシコ人男性が現れる。彼の傍らに立つ少女マリア(テッサ・イア)の姿に動揺し、思わず逃げ出すシルヴィア。その胸に、砂漠の中で真っ赤に燃え上がるトレーラーハウスの幻影が浮かび上がる……。シルヴィアがマリアーナと呼ばれていた10代の頃。彼女の一家はニューメキシコ州の国境の町で暮らしていた。病気を克服したばかりの母親ジーナ(キム・ベイシンガー)に代わって、父親ロバート(ブレット・カレン)と3人の幼い兄弟の面倒を見るのはマリアーナ(ジェニファー・ローレンス)の役目だった。そんな中、ジーナは隣町に住むメキシコ人のニック(ヨアキム・デ・アルメイダ)と情事を重ねていた。お互いに家庭を持つ二人は、中間地点のトレーラーハウスを忍び逢いの場所に選び、貪るように愛を交わすが、その情事は唐突に終わりを告げる。二人が密会中にトレーラーハウスが炎上、二人は帰らぬ人となった。母の事故死は、多感なマリアーナの心に大きな傷跡を残したが、それはニックの息子・サンティアゴ(J・D・パルド)にとっても同様だった。やがて、両親を真似るように密会を重ねるようになった二人は、本気で恋に落ちていく。しかし、それは決して周囲に受け入れられない禁断の恋だった。その交際は互いの家族に知られ、激しく糾弾されたマリアーナは「一緒に逃げて」とサンティアゴを誘う……。それから12年。シルヴィアは、マリアーナの名前と共に置き去りにした過去と向き合うべき時が来たことを悟る。母の過ちと、それ以上に重い自分自身の秘密。二重の十字架を背負った彼女の魂に、希望の光は訪れるのだろうか……?
「あの日、欲望の大地で」の解説
「バベル」の脚本家ギジェルモ・アリアガによる長編監督デビュー作。愛に翻弄されながらも、再び愛によって希望の光を見出す女性の生き様をたどる。出演は「ハンコック」のシャーリーズ・セロン、「ザ・センチネル/陰謀の星条旗」のキム・ベイシンガー、「フェイク・シティ/ある男のルール」のジョン・コーベット、「チェ 39歳 別れの手紙」のヨアキム・デ・アルメイダなど。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2009年9月26日 |
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キャスト |
監督:ギジェルモ・アリアガ
出演:シャーリーズ・セロン キム・ベイシンガー ジェニファー・ローレンス ホセ・マリア・ヤスピク ヨアキム・デ・アルメイダ テッサ・イア ディエゴ・J・トレス J.D. パルド ダニー・ピノ ジョン・コーベット ブレット・カレン グレイ・ユーバンクス ラファエル・エルナンデス ショーン・マッグラス TJ・プランケット ロビン・トゥーニー レイチェル・ティコティン |
配給 | 東北新社 |
制作国 | アメリカ(2008) |
上映時間 | 106分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、6件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2019-08-14
美しい撮影とギジェルモ・アリアの巧みな演出術と構成を味わいたい!