シネマ歌舞伎 怪談 牡丹燈籠 作品情報

しねまかぶきかいだんぼたんどうろう

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浪人萩原新三郎(愛之助)に恋い焦がれて死んだ旗本飯島平左衛門の娘お露(七之助)は乳母のお米(吉之丞)と、毎夜新三郎のもとを訪ねてくる。二人が幽霊であることを知り、金無垢の海音如来と護符で身を守る新三郎。お米は下男の伴蔵(仁左衛門)に、お札を剥がして欲しいと頼む。世話になっている新三郎を殺させるわけにもいかず、幽霊の祟りも恐ろしいと伴蔵が迷っていると、女房のお峰(玉三郎)は、百両をもらって取引をするよう、伴蔵をけしかける。伴蔵が百両と引き換えに如来像をすり替え護符を剥がすと、新三郎はお露の幽霊に取り殺されてしまう〈第一幕〉。一年後。伴蔵とお峰は江戸から逃げ、故郷の栗橋で商売を営んでいる。一方、愛人の旗本宮野辺源次郎(錦之助)に平左衛門(竹三郎)を殺させた平左衛門の愛妾お国(吉弥)は、栗橋で物乞い暮らしをしていましたが、今は茶屋笹屋で女中をし、さらに伴蔵の妾となって、源次郎との生活を支えている。そんなある日。笹屋に入った若い奉公人お梅(壱太郎)の素性を知って、お国はぞっとする。お梅は、お国と源次郎が平左衛門とともに殺してしまった、お竹の実妹だったのだ。しかも今日は、お竹の一周忌。その夜、乱れ飛ぶ蛍の群れにまぎれて源次郎は発狂。お国ともども自らの刃で息絶えてしまう。伴蔵とお国の仲に嫉妬して、怒り心頭のお峰だが、今夜は伴蔵にもてなされて上機嫌。しかしふとお峰が振り向くと、刀を振りかざした伴蔵が立っていた…〈第二幕〉。カラン、コロンという下駄の音を響かせ、牡丹燈籠を手に現れる女の幽霊。中国の説話をもとにしながら、幽霊よりも人間の業の恐ろしさを描く。

「シネマ歌舞伎 怪談 牡丹燈籠」の解説

歌舞伎の人気演目として知られる三遊亭円朝・原作、三世河竹新七・脚色の『怪談 牡丹燈籠』。本作は平成19年10月の歌舞伎座で公演された『怪談 牡丹燈籠』の舞台映像をシネマ歌舞伎として上映するもの。台本は昭和49年に大西信行が文学座のために書き下ろしたもので、言語は口語に近く、人物像もより深く掘り下げられた笑いどころも満載の現代版となっている。演出は、戌井市郎。出演に仁左衛門、三津五朗ほか。2024年12月6日より再上映。

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公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2009年7月11日
キャスト 原作三遊亭円朝
出演仁左衛門 坂東三津五郎 片岡愛之助 中村七之助 中村壱太郎 中村吉之丞 上村吉弥 坂東竹三郎 中村錦之助 坂東玉三郎
配給 松竹
制作国 日本(2009)
上映時間 155分
公式サイト https://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/

予告編動画

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最終更新日:2024-12-27 02:00:11

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