弁天通りの人々 作品情報
べんてんどおりのひとびと
明治4年。24歳の浅野総一郎(水元秀二郎)は故郷・氷見でことごとく事業に失敗し、上京する。暑い夏に、タダ同然の水に砂糖を入れた飲料でひと儲けするが、秋になると売り上げは落ち込んでしまう。そこで、開港景気でにぎわう横浜へ赴く。当時の横浜は、生糸の輸出で成功した原善三郎、茂木惣兵衛、田中平八らが幅を利かせていた。そんな横浜に、天璋院・篤姫が目の治療を受けに、ローマ字で有名なヘボン博士のもとを訪れる。また、陸軍省を巻き込んだ疑獄事件の主役・山城屋は、有名料亭“富貴楼”の女将・お倉のもとに愚痴をこぼしにやってくる。ある日、奴隷を乗せたペルーのマリア・ルス号が横浜港に寄港する。その際、1人の清国人が脱走する。これが大事件となり、25歳の神奈川県令・大江が船長を裁くこととなる。正義感の強い大江は、様々な障害を乗り越え、裁判に臨む。総一郎は、故郷の先輩・小倉屋のアドバイスを受け、味噌などを包む竹皮を扱う竹皮商を始める。商売は軌道に乗り、後に妻となる貸蒲団屋の女中・サク(加護亜依)、盟友・安田善次郎など、総一郎の人生を左右する人々と出会っていく。明治5年。鉄道が開通し、旧暦から新暦へ変更するなど、日本の近代化を象徴する年となる。
「弁天通りの人々」の解説
開港景気でにぎわう明治初期の横浜を舞台に、後に浅野セメントを設立し一代を築く浅野総一郎の若き日の姿を、疑獄事件や奴隷脱出事件など史実を織り交ぜ描く歴史ロマン。監督は、「だからワタシを座らせて。 通勤電車で座る技術!」の市川徹。出演は、「破天荒力」の水元秀二郎、「カンフーシェフ」の加護亜依。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2009年5月16日 |
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キャスト |
監督:市川徹
原作:入江和夫 出演:水元秀二郎 加護亜依 小川眞由美 三原じゅん子 竹重洋平 三上哲 明慶アヤ子 山口小夜 風間ルミ 桜花由美 高越昭紀 渡部明彦 風堂隼人 藤原習作 天蝶二 大橋吾郎 江連健司 清原ちはる 志摩鮎子 清崎穂乃華 森治美 浜田大介 井並テン 楠見彰太郎 グレゴリー・ペカー ダヴィデ ジリ・ヴァンソン 山口晶由 加藤忍 松沢成文 石井隆一 小林常良 堂故茂 杉本彩 哀川翔 |
制作国 | 日本(2009) |
上映時間 | 94分 |
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