サーチャーズ 2.0 作品情報
さーちゃーずにーてんぜろ
南カリフォルニアでは、時に全ての市民が役者であるかのような錯覚すら起きる……。いつもと何も変わらないその日、メル・トレス(デル・ザモラ)は仲間と共に路上で日雇い仕事を待っていた。しかしメルのちょっとした悪態がきっかけで仕事を逃してしまう。帰路メルは聞き覚えのある西部劇のテーマ曲を耳にする。その昔自分が出演した映画の曲は近くのアパートの一室のテレビから聞こえてくるものだった。アパートに住む男もまたその作品に出演したフレッド・フレッチャー(エド・パンシューロ)だった。暫くするとメルとフレッドは二人でテレビを見ながらハイになっていた。CMの途中、フリッツ・フロビシャー(サイ・リチャードソン)が、3日後、モニュメント・バレーで行われる上映会でサイン会を行うという告知が入る。フレッドとメルは唖然とする。二人は共に若い頃、その残虐な脚本家フリッツ・フロビシャーに虐待された経験があったのだ。そして二人は、今こそ怨み果たすべく復讐の旅へ向かう事を誓うのだった。メルは娘のデライラ(ジャクリン・ジョネット)を口車に乗せ一緒に旅へ出ることを了承させた。しかしその時彼女はまだ復讐劇に巻き込まれた事に気付いていなかった。デライラの車に、「奴らをぶっとばせ、そしてガソリンを奪え」というステッカーが貼ってあったことから、フレッドは怒り、イラク戦争は石油を巡る戦争であったものの、同時に正義と復讐の戦いでもあったと主張する。その話の流れで、彼らは今回の復讐劇を、ただフロビシャーをぶっとばすだけでなく、ついでに彼から金を強奪し、三人で山分けするという計画に発展させる。車の中では、男達の映画談義が延々と続いていた。デライラはそれに耐え切れず、目的地のモニュメント・バレーの手前の砂漠で二人を見捨てようとする。そしてそびえたつ西部の赤い絶壁の中で全ての登場人物は最後の決着の場面を迎えた……。
「サーチャーズ 2.0」の解説
昔虐待された脚本家への復讐に駆り立てられた中年男たちを、ブラックジョークを交えて描いた復讐劇。監督は「シド・アンド・ナンシー」「リベンジャーズ・トラジディ」のアレックス・コックス。出演は「ロボコップ」のデル・ザモラ、「黒豹のバラード」のサイ・リチャードソンほか。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2009年1月10日 |
---|---|
キャスト |
監督:アレックス・コックス
出演:デル・ザモーラ エド・パンシューロ ジャクリン・ジョネット サイ・リチャードソン ザン・マクラーノン レオナルド・モルティン |
配給 | アップリンク |
制作国 | アメリカ(2007) |
上映時間 | 96分 |
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「サーチャーズ 2.0」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。