コレラの時代の愛 作品情報

これらのじだいのあい

事故で夫を亡くし、傷心で葬儀に臨む老いたフェルミナのもとにフロレンティーノが現われ「この日を待っていた。ずっと愛していたんだ」と告げた。1897年のコロンビア・カルタヘナ。郵便局員のフロレンティーノは、配達先の令嬢フェルミナと恋に落ちる。しかし、娘を裕福な名士のもとに嫁がせたい父によって引き裂かれてしまう。その後、フェルミナが医師フニベルと結婚した事を聞き、何年でも彼女を待ち続けると心に誓う…。

「コレラの時代の愛」の解説

コロンビアが誇るノーベル文学賞作家、ガルシア=マルケスの同名の名著を映画化。内戦とコレラの蔓延に揺れる19世紀後半から20世紀初めにかけてのコロンビアを舞台に、愛を貫いた男の壮大な人生を描いた一代記。オスカー受賞が記憶に新しいスペイン人俳優、ハビエル・バルデムが、老年期までメイクを施して名演を見せている。主人公が想い続けるヒロイン・フェルミナを演じたイタリアの新進女優、ジョヴァンナ・メッツォジョルノの美しさも忘れ難く、その他、脇役まで適材適所のキャストは多彩。また、原作の醸す雰囲気をそのまま表現するために、実際にカルタヘナで撮影したという。街並の美しさにも注目してほしい。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2008年8月9日
キャスト 監督マイク・ニューウェル
原作ガブリエル・ガルシア=マルケス
出演ハビエル・バルデム ジョヴァンナ・メッツォジョルノ ベンジャミン・ブラット カタリーナ・サンディノ・モレノ ヘクター・エリゾンド リーヴ・シュレイバー フェルナンダ・モンテネグロ ローラ・ハリング ジョン・レグイザモ
配給 ギャガ・コミュニケーションズ
制作国 アメリカ(2007)
上映時間 137分

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ユーザーレビュー

総合評価:4点★★★★、3件の投稿があります。

P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-04-14

本編は名画座の老舗、今は無き新橋文化館で何度もリクエストしたものの、上映権の為、見逃している幻の映画!でも予告で視るとジョアンナ・メッジョルノの美貌が伺える♪高齢に成る迄ひたすらに彼女を待ち続ける男を演じるのがハビエル・バルデム。そのバルデム、映画<海を飛ぶ夢>では、一途に尊厳死を希求した作家を演じた…。生きる時間の長短では無く、佳く生きる、真の愛に生きた人生のその燃焼度がガルシア・マルケス原作のモチーフの一つなのかも知れない。

最終更新日:2022-07-26 11:03:35

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