20世紀少年 作品情報
にじゅっせいきしょうねん
1997年。ロックスターとなる夢に挫折して、家業だった酒屋から切り替えたコンビニエンスストアを母と二人で経営するケンヂ(唐沢寿明)。彼の姉であるキリコ(黒木瞳)は、娘のカンナを実家に残して失踪していた。小学校の同窓会に出席したケンヂは、同級生だったドンキー(生瀬勝久)の訃報を聞く。28年前の69年頃、ケンヂは仲間のオッチョ(豊川悦司)、ユキジ(常盤貴子)、ヨシツネ(香川照之)、マルオ(石塚英彦)、モンチャン(宇梶剛士)、フクベエ(佐々木蔵之介)らと秘密基地を作り、「よげんの書」を書いて遊んでいた。悪の組織が世界征服を企み、人類滅亡計画を実施する。そのとき、9人の戦士が立ち上がる……。すべては、少年時代の空想のはずだった。しかし、ケンヂの身の回りで事件が起こり始める。得意先だった敷島教授一家の失踪、そして仲間内での懐かしいマークのあちこちでの出現。世間では、「ともだち」と呼ばれる教祖が注目を集めていた。彼の率いる教団は、世界を支配しようとしている。そして、世界各地で起こる細菌テロ事件。自分たちの書いた「よげんの書」が現実化していることに、ケンヂは気がつく。となると、この事態を食い止められるのは自分なのか?小学生の頃は、いじめっ子だったデブの双子・ヤン坊とマー坊(佐野史郎)は、いまやIT企業の社長となっていた。過去を追いながら、現在の異変の正体を探ろうとするケンヂだが、その行動を教団に知られてコンビニエンスストアを焼かれてしまった。「ともだち」と闘うこと決意するケンヂのもとに、かつての仲間たちも集まってくる。我らのマークを取り戻すために。そして2000年12月31日、東京には巨大なロボットが現れて街を破壊し始める。なんとか食い止めようとするケンヂは、ロボットとともに爆破されてしまう。2015年。成長したカンナ(平愛梨)は、ケンヂの遺志を継いでいた。
「20世紀少年」の解説
「ビッグコミック スピリッツ」で8年間にわたって連載され、累計発行部数2000万部という超人気コミックを、全3部構成で映画化するプロジェクトの1作目。原作者である浦沢直樹とプロデューサーの長崎尚志も脚本に参加、他の脚本家は「HERO」の福田靖と「ROBO☆ROCK」の渡辺雄介。監督は、「明日の記憶」「自虐の詩」の堤幸彦。キャストは、ケンヂ役の唐沢寿明をはじめ、全3部で約300名もの出演者が揃うという。テーマ曲は、70年代のカリスマであるマーク・ボランが率いた伝説のロックバンドT.REXによる「20th Century Boy」。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2008年8月30日 |
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キャスト |
監督:堤幸彦
原作:浦沢直樹 出演:唐沢寿明 豊川悦司 常盤貴子 香川照之 石塚英彦 宇梶剛士 宮迫博之 生瀬勝久 小日向文世 佐々木蔵之介 石橋蓮司 中村嘉葎雄 黒木瞳 藤井隆 山田花子 ARATA 片瀬那奈 池脇千鶴 鈴木崇大 三浦敏和 中田敦彦 藤森慎吾 藤井フミヤ 及川光博 竹中直人 森山未來 津田寛治 徳井優 石橋保 布川敏和 入江雅人 竹内都子 洞口依子 遠藤憲一 光石研 佐野史郎 ベンガル 石井トミコ 竜雷太 吉行和子 研ナオコ |
配給 | 東宝 |
制作国 | 日本(2008) |
上映時間 | 142分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:3.79点★★★☆☆、57件の投稿があります。
P.N.「マグロ」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2010-03-14
とても面白かったです。ストーリーだけなら5でも良いのですが、原作を最初見た私からしたら、原作からカットや変更された部分が多々あることに少し残念に思いました。ネタバレになるので書きませんが、ともだちの正体など。しかし、それを除けばとても満足できる作品だと思います。