愛おしき隣人 作品情報
いとおしきりんじん
ある住人は悪い夢を見た。爆撃機が襲来する夢である。ある夫婦はケンカをしている。妻は、「誰も私を理解してくれない」と泣き叫んでいる。夫は取り成そうとするが、妻は聞く耳を持たない。学校では、涙を流している女性教師に、生徒が心配して声をかける。教師は夫から“クソばばあ”と言われたことを嘆いていた。ある店の店員は夫婦連れの客に、妻とケンカしたと愚痴をこぼしている。しかし店員が彼の妻を“クソばばあ”と呼んだと言うと、客の妻は店員を責める。しかし店員は、妻から“高慢ちき”と呼ばれたと訴える。裁判所では、ある被告人の判決を下そうとしていた。1人の裁判官は終身刑にしようとする。しかし、もう1人の裁判官は死刑を主張する。そして死刑の判決が下される。判決を聞いた被告人は「これが人生さ」と受け入れる。ある部屋の男女。演奏家である男は稼いだ金すべてを退職基金に払ったが、回収できなくなった。そしてそれを銀行で「不運なできごと」と言われたと嘆く。ある少女は夢を見た。憧れのロック・スター、“ブラック・デヴィルス”のギタリスト兼ボーカルのミッケ・ラーションと結婚する夢である。夢の中で、少女の家の周りに集まってきているたくさんの聴衆は、彼女に祝福の言葉を述べる。少女は彼らに何者か尋ねる。すると聴衆は、「おめでとうを言うために来た」と答える。知らない大勢の人々に祝福され、少女は幸せだった。そんな住人たちが集う、とあるバー。1日の終わりにバーテンダーは言う、「さあ、みんなラストオーダーだ! また明日があるから!」
「愛おしき隣人」の解説
北欧のとある街の住人たちを、とぼけた笑いと温かいまなざしで描く。監督は「散歩する惑星」のロイ・アンダーソン。出演者のほとんどが街でスカウトされた素人で、独特な世界観を体現している。2007年カンヌ国際映画祭ある視点部門正式出品、スウェーデンアカデミー賞グランプリ、監督賞、脚本賞受賞。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2008年4月26日 |
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キャスト |
監督:ロイ・アンダーソン
出演:ジェシカ・ランバーグ エリザベート・ヘランダー ビヨルン・イングランド レイフ・ラーソン オリー・オルソン ケマル・セナー ホカン・アンサー ビルギッタ・ペルソン グンナル・イヴァルソン エリック・ベックマン |
配給 | スタイルジャム=ビターズエンド |
制作国 | スウェーデン フランス デンマーク ドイツ ノルウェー 日本(2007) |
上映時間 | 94分 |
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