≒草間彌生 わたし大好き 作品情報

「≒草間彌生 わたし大好き」の解説

アーティストの「今」をカメラが追うドキュメンタリー映画「≒（ニアイコール）」シリーズの第5弾。本作では1960年代から活動を続けてきた前衛芸術家・草間彌生を取り上げている。世界的な評価を得ている草間の活動を、1年半もの間に渡って追い続けた作品である。「生」と「死」と「愛」のせめぎあいの中から生み出される草間芸術の真髄を、カメラは時に静かに、時に饒舌に記録し続ける。観る者に有無を言わせず、一瞬にして未知なる世界へと引きずり込み、その魂を激しく揺さぶる作品となっている。映画はF100号のモノクロ作品シリーズ50作が生み出されていく、その貴重な時間に密着する。真っ白なキャンバスから作品完成までを定点カメラで捉えた映像は、まさしく全世界の草間ファンが待ち望んだものであろう。今まで見ることのかなわなかった草間の創作活動と日常、自らを天才と自負するゆるぎない自信、作品に挑む時の凛とした精神の高み、そして日常の佇まいに見え隠れする人間味溢れる表情や仕草など、映像のひとつひとつが、草間ワールドの秘密に肉迫していく。監督は様々なドキュメンタリー番組を制作してきた松本貴子。本作品が劇場映画初作品となる。

公開日・キャスト、その他基本情報

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