レンブラントの夜警 作品情報

れんぶらんとのやけい

1641年、オランダ。肖像画家として成功したレンブラント(マーティン・フリーマン)は35歳にして人生の絶頂期にいた。妻のサスキア(エヴァ・バーシッスル)は画商を務め、ふたりは着々と富を築いていった。1642年、アムステルダムの市警団から集団肖像画を依頼されるが、レンブラントは乗り気でない。しかし産後の体調が優れないサスキアのためにいやいやながらも承知し、レンブラントは注文主の人となりを理解するために市警団の人間と付き合っていく。まず軍曹のロンバウト・ケンプの身辺に踏み込み、そこに罪の匂いを嗅ぎつける。彼の表の顔は孤児院院長だが、裏では子供たちに売春させ、幼女にした姉妹には自ら虐待を加えていた。ある日、隊長が訓練中の誤砲で死んだという報せが入る。副隊長が逃亡したため、新たな次期隊長と副隊長が任命される。英国王女の来訪が間近で、この護衛任務にあたれば、栄誉と利益が待っている。そこに市警団の陰謀を感じたレンブラントは、絵筆で彼らの罪を告発することを決意する。市警団はスキャンダルの宝庫であった。たどり着いた真相に浮き立つレンブラント。だが、妻のサスキアが亡くなってしまう。しかし、レンブラントはなんとか肖像画を完成させる。肖像画を見た市警団はレンブラントに罵声を浴びせ、陰湿な復讐を決意する。手始めにレンブラントの家政婦ヘールチェ(ジョディ・メイ)がまるめこまれ、レンブラントを誘惑する。サスキアを亡くした悲しみを忘れられる、と。レンブラントは彼女の肉体に溺れていく。目を覚ますきっかけは、軍曹の養女が目の前で飛び降り自殺をしたことだった。レンブラントは人生を見つめなおし、ヘールチェを追い出し、少女のときから側にいた家政婦のヘンドリッケ(エミリー・ホームズ)と純粋な恋に落ちる。正義を貫いたレンブラントは富と名声の代わりに、真実の愛を得ることができたのである。

「レンブラントの夜警」の解説

肖像画家レンブラントはなぜ転落の人生を歩んだのか。その謎を解く鍵は『夜警』という絵画に隠れていた。監督・脚本は「コックと泥棒、その妻と愛人」のピーター・グリーナウェイ。出演は「銀河ヒッチハイク・ガイド」のマーティン・フリーマン、「プルートで朝食を」のエヴァ・バーシッスル、「ラスト・オブ・モヒカン」のジョディ・メイ。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2008年1月12日
キャスト 監督ピーター・グリーナウェイ
出演マーティン・フリーマン エミリー・ホームズ エヴァ・バーシッスル ジョディ・メイ トビー・ジョーンズ ジョナサン・ホームズ マイケル・テイゲン ケヴィン・マクナティー アガタ・ブゼク ナタリー・プレス フィオナ・オッシャーグネッシー ロバート・ザレッキー アンナ・アントノヴィッチ ハリー・フェリアー マシュー・ウォーカー ヒュー・トーマス クシシュトフ・ビチェンスキー ジョナサン・ヤング アンジェイ・セヴェリン マチェイ・ザコシェルニー クリス・ブリトン マイケル・カルキン ヨフム・テン・ハーフ ヘラルド・プランケット アドリアン・ルーキス アダム・コッツ ラファル・モール マチェイ・マルチェフスキ リチャード・マカビー
配給 東京テアトル=ムービーアイ
制作国 カナダ フランス ドイツ ポーランド オランダ イギリス(2007)
上映時間 139分

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「レンブラントの夜警」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2024-03-11 13:20:23

広告を非表示にするには