4分間のピアニスト 作品情報
よんふんかんのぴあにすと
ピアノ教師として刑務所を訪れたトラウデ・クリューガー(モニカ・ブライブトロイ)は、ジェニー・フォン・レーベン(ハンナー・ヘルツシュプルング)の才能を見出す。クリューガーはジェニーの指導に残りの人生を捧げる決意をし、所長を説得して彼女のレッスンを始める。ジェニーは、彼女を天才ピアニストにするために引き取った養父のもと、幼いころから国際コンテストに出場して神童と騒がれたが、愛を知らずに育った。クリューガーもまた、愛した人を若くに亡くして以来、音楽だけを頼りに生きてきた。すぐに感情を爆発させるジェニーを、クリューガーは辛抱強く指導する。ジェニーが看守のミュッツェ(スヴェン・ピッピッヒ)に危害を加えたため、彼の同僚はレッスンを妨害した。ジェニーの養父・レーベン(ヴァディム・グロウナ)の差し金で記者が取材に来る。ジェニーは手錠をかけられたまま見事な演奏を披露し、その記事のおかげでレッスンは順調に進むようになる。ジェニーはコンテストに出場するが、予選当日、極度の緊張からトイレの鏡を殴打する。手を負傷したにもかかわらず、ジェニーの演奏は素晴らしかった。帰りに寄った病院で、ジェニーは逃走を図るが失敗。彼女は、過去の哀しい事件をクリューガーに告白する。自分の才能を信じるクリューガーに、ジェニーは心を開き始める。復帰したミュッツェはクリューガーを尊敬するあまり、2人の姿に嫉妬する。レーベンがクリューガーの家を訪れる。彼は、ジェニーは恋人の罪を被っただけで無実であると訴えた。また彼はクリューガーの経歴を調査していた。彼女は自身の裏切りや恋人の死のために、栄光の未来を捨てたのだった。決勝直前、ミュッツェの策略でジェニーは暴力事件を起こす。それによりジェニーはピアノを禁じられ、彼女をかばったクリューガーも解雇される。しかしクリューガーには、法をも怖れぬ計画があった。
「4分間のピアニスト」の解説
獄中の天才ピアニストと教師の魂の交流を描いた感動作。監督・脚本は「Shattered Glass」のクリス・クラウス。出演は、「ラン・ローラ・ラン」のモニカ・ブライブトロイ、1200人の中から選ばれた新星、ハンナー・ヘルツシュプルング。2007年ドイツアカデミー賞作品賞、主演女優賞受賞。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2007年11月10日 |
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キャスト |
監督:クリス・クラウス
出演:ハンナー・ヘルツシュプルング モニカ・ブライブトロイ スヴェン・ピッピッヒ リッキー・ミュラー ヤスミン・タバタバイ ステファン・カート ヴァディム・グロウナ ナディヤ・ウール ペーター・ダフォア |
配給 | ギャガ・コミュニケーションズ |
制作国 | ドイツ(2006) |
上映時間 | 115分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:4.5点★★★★☆、4件の投稿があります。
P.N.「リートン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2008-09-04
いやぁ~これはとにかく印象に残りました。二人の主人公がぶつかり合うなか、心のどこかでお互いを理解し、二人の中で一切の妥協もない結末も最高。 まさに衝撃的な感動をありがとう!