レベル・サーティーン 作品情報

れべるさーてぃーん

楽器会社に勤めるセールスマン、プチット(クリサダ・スコソル・クラップ)は会社を解雇されたうえ、破産寸前。ある時、彼の携帯電話が鳴り。「おめでとうございます。幸運にもあなたはゲームの参加者に選ばれました。これから13のゲームをクリアすると、最大3億円の賞金を獲得できます。挑戦しますか?」電話の主はからかうような声で祝福した。プチットは『YES』と答え、次の言葉に耳を疑う。「あなたの目の前に蝿が留まっていますね。足元には雑誌が落ちている。その雑誌でうまく蝿を叩き落してください。さあ、ゲームの始まりですよ」蝿を叩き落したプチットの携帯電話に、すぐに銀行口座の入金メールと次の指令が掛かってくる。プチットは一つクリアするごとに掛かってくる指令によって、バンコクの雑踏を彷徨い、事件を引き起こしてゆく。一方、彼の起こした事件をテレビの報道で知った女友達のトンは、その事件を調べるうちに、<13>という不気味な数字が躍る会員制のサイトに行き着く。そこにはリアルタイムに中継されているゲームに挑む彼の姿だった。このゲームは会員のみがサイトにアクセスし、選ばれた人を操り、競わせるゲームを楽しんでいるのだ。しかし、エスカレートしてゆくゲームの指令と積み上がってゆく賞金の狭間で、彼の人間性は境界線を失っていく。そして、森の奥の建物で最後にプチットを待つ13番目のゲームと3億円の賞金。彼が最奥の部屋に辿りつくと、突然、暗闇の中、壁のモニターに彼がクリアしてきた12のゲームの光景と彼の幼年時代が映し出される。そして、映像が終わると、顔に袋を被せたまま、椅子に座る白衣の男が浮かぶ。その時、トンもその場に駆けつけるが、彼女はプチットを見つける前に、サイトの主催者たちに拉致され、別室でそのゲームを見届けさせられることになる。彼女の目の前で繰り広げられる悪夢、それこそが、プチットにとっての究極のゲームだった……。

「レベル・サーティーン」の解説

会社をクビになり破産寸前となった男が最大3億円の賞金を獲得できる悪夢のようなゲームに参加する事で翻弄される様を描く、サスペンス・スリラー。監督は、「ピサジ 悪霊の棲む家」に続く第2作目となるマシュー・チューキアット・サックヴィーラクル。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2007年6月9日
キャスト 監督マシュー・チューキアット・サックヴィーラクル
原作エカシット・タイラット
出演クリサダ・スコソル・クラップ アチタ・シカマナ サルンヨー・ウォングックラチャン ナターポン・アルンネトラ フィリップ・ウィルソン スクルヤ・コンカーウォン
配給 ファインフィルムズ=熱帯美術館
制作国 タイ(2006)
上映時間 114分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:36

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