バベル 作品情報
ばべる
モロッコ。幼い兄弟のアフメッド(サイード・タルカーニ)とユセフ(ブブケ・アイト・エル・カイド)は、親から一挺のライフルを手渡される。試し撃ちとして、ユセフは山道を走るバスを狙って一発の銃弾を放った。その観光バスに乗っていたのが、アメリカ人夫婦のリチャード(ブラッド・ピット)とスーザン(ケイト・ブランシェット)。彼らはまだ赤ん坊だった三人目の子供が急死してから、夫婦の絆の亀裂を修復できずにいた。そんな時、ユセフの放った弾丸がスーザンの鎖骨の上に命中する。リチャードは血まみれのスーザンを抱えて医者がいる村へと走った。アメリカに残された彼らの幼い子供たち、兄のマイク(ネイサン・ギャンブル)と妹のデビー(エル・ファニング)は、メキシコ人の乳母アメリア(アドリアナ・バラッザ)に連れられてメキシコに向かう。リチャードとスーザンが帰国できなくなったので、アメリアは息子の結婚式に子供たちを連れていくことにしたのだ。やがて問題のライフルの書類上の所有者が、日本人の会社員ヤスジロー(役所広司)だと判明。彼は最近妻が自殺したことで激しい心労を抱えており、聾唖である高校生の娘チエコ(菊地凛子)との溝が深くなっていた。チエコは友人たちと渋谷で遊び回り、自宅に若い刑事(二階堂智)を呼び出して裸で迫るが、刑事に拒否される。そんな時、息子の結婚式を負えたアメリアは、再び子供たちと国境に向かう。だが飲酒運転がバレた甥のサンチャゴ(ガエル・ガルシア・ベルナル)は、アメリアと子供たちを砂漠に置き去りにして逃走してしまった。翌朝、灼熱の太陽に意識が薄れていくデビー。泣きながら助けを求めるアメリア。一方、リチャードは衰弱しているスーザンと久々に優しい語らいの時を過ごす。そして日本では、チエコの心の傷に気づいたヤスジローが、久々に娘を抱きしめるのだった。
「バベル」の解説
モロッコで起こった一発の銃弾による悲劇が、アメリカ、メキシコ、日本の人々の運命へと連鎖する様を描いた人間ドラマ。出演は「Mr. & Mrs.スミス」のブラッド・ピット、「ライフ・アクアティック」のケイト・ブランシェット、「恋愛睡眠のすすめ」のガエル・ガルシア・ベルナル、「海でのはなし。」の菊地凛子。監督は「21グラム」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。2006年カンヌ国際映画祭監督賞、同年ゴールデン・グローブ作品賞などを受賞。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2007年4月28日 |
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キャスト |
監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
出演:ブラッド・ピット ケイト・ブランシェット ガエル・ガルシア・ベルナル 役所広司 アドリアナ・バラッザ 菊地凛子 エル・ファニング 二階堂智 ネイサン・ギャンブル ブブケ・アイト・エル・カイド サイード・タルカーニ モハメド・アクサム |
配給 | ギャガ・コミュニケーションズ |
制作国 | アメリカ(2006) |
上映時間 | 143分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:3.79点★★★☆☆、58件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-08-19
オムニバスなスタイルの本篇,映画館へ行くのに久し振りに渋谷スクランブルスクエアを通るとオーバーツーリズムで一段と世界各地からの観光客も多く為って居たー。菊地凛子と役所広司共演の本作日本篇にもシンボリックに此の聖地が登場してるんだ