かかしの旅 作品情報

かかしのたび

中学生、伊藤卓朗(林瓏)が家出をした。彼は幼い頃、家のベランダから落ちて右足を悪くしたため、足を引きずるように歩き、まっすぐ立つことができない。同級生は彼のことを“かかし”と呼んだ。彼は、小学生の時、声が出ない病気にかかった。「しゃべれないくせに学校にくるな」同級生のいじめに無抵抗だった彼は、中学生になって、さらに執拗ないじめにあう。「ぼくがいじめられるのはいいんです。いじめられる理由があるから……でもヤスオは違う」同級生のヤスオが自殺したことで、彼の中で何かが変わった。中学2年生の1学期、かかしと呼ばれた少年・卓朗は、学校と家から飛び出した。泊まるところも食べ物もない。そんな彼を救ったのは、同じように学校と家を捨てたイタヤ(上原裕也)、ラー(大河)、マック(平尾勇気)だった。仲間たちとの共同生活で、平安な日々を過ごしていた卓朗だったが、中学校の山下先生が、自分を捜していることを知る。「驚いた。家出してもう2週間、誰も僕のことなんか捜してないと思っていたのに。心配してないと思っていたのに」卓朗は、ノートに先生への手紙を書き始める。「先生。僕を探さないでください……」かかしはなぜ、家出をしなければならなかったのか……。

「かかしの旅」の解説

幼い頃の事故が原因で右足が不自由となり“かかし”と呼ばれ、いじめらている少年が家出をする。その中で出会った仲間達との交流を通じて成長していく姿を描いたヒューマンドラマ。監督は『右向け左!自衛隊へ行こう』の冨永憲治。主演は『東京ゾンビ』の林瓏。共演に岩井七世、大河。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2006年3月25日
キャスト 監督冨永憲治
原作稲葉真弓
出演林瓏 上原祐也 大河 平尾勇気 岩井七世 尾高杏奈 伊藤瞭 馬渕晴子 益岡徹 賀来千香子 なぎら健壱
配給 フィルム・クレッセント
制作国 日本(2005)
上映時間 93分

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最終更新日:2022-11-14 10:54:56

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