TAKI183 作品情報
たきいちはちさん
トミー(塚本高史)は、自分の脳裏に落ちたメッセージやイメージを渋谷の壁にスプレーで書き殴るグラフィティ・ライター。彼の作り出す色彩に惹かれ、カン(忍成修吾)、ハッタ(窪塚俊介)、吉野山義夫(村田充)、そしてヲンナ(加藤ローサ)の4人がトミーの周りに集まる。しかし、グラフィティ・アートの多くは、公共物にスプレーで絵を描く行為で、当然、違法行為である。ある日、5人は朽ち果てそうなあばら家、通称“スルメ屋敷”の壁に、グラフィティをボム(※描く)する。しかし完成直後に、警察によって家の持ち主であるスルメ婆の目の前に引き出される。だがスルメ婆はトミーに千円札を握らせ、お礼を言う。それを契機に、トミーは描くことの意味を考え始め、仲間からの誘いにも乗らず幾日も部屋で天井を眺める。そうするうちに、一人、また一人と仲間たちは去っていった。2年後、トミーは薬局などのチラシをデザインしていた。だがそこにアーティスティックな仕事が求められることはなく、彼は行き詰っていた。ある日、ふとスルメ屋敷の前を通りかかると、自分たちが描いたグラフィティに黒いスプレーでバツ印がしてある。明日、スルメ屋敷は取り壊されるのだ。その夜、彼はスプレーと脚立を抱えスルメ屋敷へ向かう。屋敷には、トミーが来ることを知っていたかのように、ヲンナが座り込んで待っていた。次第に他の仲間も集まってきて、5人はスルメ屋敷への“死に化粧”を始める。
「TAKI183」の解説
実在のグラフィティ・アーティスト、TOMI-Eからインスパイアされ、HIP HOPカルチャーの象徴とも言える“グラフィティ”をモチーフに、若者の悩みや成長を描く青春ドラマ。監督は本作が映画監督デビューとなる小林正樹。出演は「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」の塚本高史、「最終兵器彼女」の窪塚俊介。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2006年1月28日 |
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キャスト |
監督:小林正樹
出演:塚本高史 忍成修吾 窪塚俊介 村田充 加藤ローサ 秋山菜津子 手塚とおる 風見章子 デビット伊東 マギー 夏生ゆうな 松田悟志 陣内孝則 西村雅彦 |
配給 | コムストック |
制作国 | 日本(2005) |
上映時間 | 85分 |
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