シルバー假面 第2話「於母影(おもかげ)」 作品情報
しるばーかめんだいにわおもかげ
1920年(大正9年)。スペイン風邪、シベリア出兵、過熱する労働争議、米騒動などで、帝都・東京は騒然としていた。そこに不可思議な美女連続殺人事件が起こる。被害者の死体には赤血球が存在せず、高濃度のガンマ電磁波を浴びた状態だったが、地球上の物理学ではそんなことは不可能だった。若きエリート軍人・本郷大尉は諜報機関からの密命を受け、探偵小説家志望の友人・平井太郎(のちの江戸川乱歩)と共に浅草のダンテ劇場に潜入する。そこでは、目にまばゆい光の中、カリガリ博士が部下の眠り男チェザーレを使って奇妙なアトラクションを行っていた。楽屋裏で見た謎の人影を追ううちに、本郷はザビーネ(ニーナ)という日独ハーフの美女と出会う。カリガリ博士に操られた邪悪なクモ型宇宙人が本郷に襲いかかったとき、ザビーネは銀色の超人・シルバー仮面に変身し、宇宙人を撃退した。連続殺人事件の犯人はカリガリ博士だったのだ。ドイツ人の女性エリスと文豪・森鴎外の間に生まれたザビーネは、まだ見ぬ父を探してはるばるドイツから日本へやってきたのだった。彼女が変身に使う<ニーベルンゲンの指輪>は、使い方を誤ると人類を壊滅させるほどの底知れぬ力を持つという。そしてザビーネには、母エリスと共に町から町へとさすらった悲しい少女時代があった。巨大な飛行船を操り、再び帝都を攪乱する神出鬼没のカリガリ博士。ザビーネの持つ銀の指輪と、もう一つの金の指輪の両方がカリガリの手に入ったとき、地球を取り巻く磁性体ミッドガルドの波動が変調をきたし、人類は滅びてしまう。カリガリ博士、その部下・チェザーレ、宇宙人、鋼鉄の女性型ロボット・マリアなど、不気味なキャラクターが跋扈する中、帝都・東京とドイツを舞台に、物語は、奇想とスリルに満ちて展開してゆく。
「シルバー假面 第2話「於母影(おもかげ)」」の解説
1971年にTV放映された特撮変身ヒーロー番組『シルバー仮面』が、舞台を現代から大正時代に移し、主人公も男性でなく日独ハーフ美女にリニューアルした三部構成もの。“総監修”と第1話の演出に、「姑獲鳥の夏」の実相寺昭雄。第2話、第3話は、実相寺組ゆかりの北浦嗣巳、服部光則がそれぞれ演出する。出演はファッションモデルのニーナ。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2006年12月23日 |
---|---|
キャスト |
監督:北浦嗣巳
出演:ニーナ 渡辺大 水橋研二 石橋蓮司 山本昌之 赤星満 嶋田久作 二階堂智 伊藤昌一 アデイト 渡邊エリー 堀内正美 ひし美ゆり子 寺田農 |
配給 | ユーロスペース |
制作国 | 日本(2006) |
上映時間 | 130分 |
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「シルバー假面 第2話「於母影(おもかげ)」」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。