シネマ歌舞伎 日高川入相花王 作品情報

しねまかぶきひだかがわいりあいさくら

道成寺へ向かった安珍を追って、紀伊国・日高川までやって来た清姫(坂東玉三郎)。そこで渡し舟を見つけた彼女は、船頭(坂東薪車)に向こう岸まで渡して欲しいと頼み込むが、寝入っていたところを起こされた船頭は、彼女の申し出をにべもなく断ったばかりか、彼女が、最前、「もし自分を追う娘があっても、決して川を渡してくれるな」と頼んで行った山伏が話していた娘であることを察すと、断固、彼女の願いを拒否するのであった。こうまでして自分を拒む安珍の心。嫉妬のあまり蛇体と化した清姫は、日高川へざんぶと飛び込むと、安珍を取り殺すべく、なおもその後を追って行くのであった。

「シネマ歌舞伎 日高川入相花王」の解説

2005年、”歌舞伎座“で上演された歌舞伎俳優・坂東玉三郎の2編の演目『日高川入相花王』と『鷺娘』を、ハイヴィジョン・カメラで撮影した舞台映画。主演は「天守物語」の坂東玉三郎。尚、本作は、歌舞伎の楽しさや素晴らしさをより多くの人たちに伝えようと企画された、”シネマ歌舞伎“の第2作として製作・公開された。安珍清姫の物語として知られる『道成寺』伝説を踏まえた浄瑠璃を、板東玉三郎が浄瑠璃人形に扮して清姫を演じた歌舞伎演目。2005年5月収録。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2006年4月15日
キャスト 出演坂東玉三郎 坂東薪車 尾上菊之助 尾上菊市郎 坂東玉雪 坂東竹雪 坂東竹朗 竹本鳴門太夫 竹本泉太夫 竹本愛太夫 竹本蔵太夫 豊澤淳一郎 豊澤長一郎 鶴澤公彦 豊澤岬輔
配給 松竹
制作国 日本(2005)
上映時間 30分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:36

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