ジャスミンの花開く 作品情報
じゃすみんのはなひらく
1930年、電影黄金時代。映画スターを夢見る18歳の娘・茉(モー/チャン・ツィイー)は、映画会社の社長・孟(モン/チァン・ウェン)に見初められ、一夜にして新進映画女優の仲間入りを果たす。その矢先に孟の子どもを身籠り、孟は茉を捨て香港へと逃走する。途方に暮れる茉は母(ジョアン・チェン)の元へと帰るが、そこには見知らぬ男が同居していた。茉は夢を失い絶望のなか娘を産む。ある日、男に誘惑され、身をまかせる茉。男に裏切られた母は置き手紙と共に命を絶つ…。1950年、文革時代。美しく成長した茉(モー/ジョアン・チェン)の娘・莉(リー/チャン・ツィイー)は、労働者階級の青年・偉(ジェ/ルー・イー)となかば強引に結婚するが、莉は同居する母・茉への嫉妬心と子供が出来ない苛立ちから精神を病んでいく。莉の心中をいたわる偉は養女・花(ホア)を貰い受けるが、莉は偉が花と関係を持っているという妄想に陥り、偉を党に訴えると叫ぶ。無実を証明するため偉は命を絶ち、正気を失った莉は家を飛び出す…。1980年、現在。花(チャン・ツィイー)は祖母・茉に育てられ、可愛らしいメガネっ娘に成長。地方の大学に合格した青年・杜(トゥ/リィウ・イェ)との交際を茉に猛反対され、反抗するように花は婚姻届を出すが、一緒に暮らすこともなく遠距離夫婦となる。彼の子供を身籠り、上海の家で仕事に精を出しながらも会える日を楽しみに待つ花だが、杜は別の女とも関係を持っていた。その頃、死の床にあった茉は決して忘れることの出来ない自分の過去を花に聞かせる。やがて臨月を迎え、花は一人で出産。数年後、郊外の団地に引っ越し、母娘二人、未来の希望に満ち溢れた新しい生活を夢見る花の姿があった。
「ジャスミンの花開く」の解説
激動の上海を背景に、“茉”“莉”“花”という三世代の女性の、恋や壁に当たりながらも生きる姿を描いたドラマ。監督は、「初恋のきた道」「至福のとき」のカメラマンとして活躍し、本作が初監督作品となるホウ・ヨン。出演は「初恋のきた道」「SAYURI」のチャン・ツィイー、「ラスト・エンペラー」のジョアン・チェン、「紅いコーリャン」のチアン・ウェン。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2006年6月17日 |
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キャスト |
監督:ホウ・ヨン
原作:スウ・トン 出演:チャン・ツィイー ジョアン・チェン チアン・ウェン リィウ・イエ ルー・イー |
配給 | 日本スカイウェイ |
制作国 | 中国(2004) |
上映時間 | 129分 |
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