サーフ・アドベンチャー 作品情報
さーふあどべんちゃー
熱帯ブラジルの片田舎、クリスタルのように透き通った海、イルカ、アシカ、様々な種類の魚たち、そして鮫、その間をぬって波に乗るサーファーたち。フェルナンド・デ・ノローニャはブラジル北東に位置する楽園のような諸島だ。この辺りは、ブラジルでもっとも過激で完璧な世界最高級のブレイクが起こる。“ブラジルのハワイ”としても良く知られる所以である。登場するのは、パライバ出身のファビオ・ゴウベイア。アマチュア世界タイトルを二度制覇し、WQSのチャンピオンでもあるロングボーダーのフィル・ラジャマン。ビーノ・ヌーンズ。女性チャンピオンのアンドレア・ロペス。熟練サーファーであるペドロ・ミュラーなど、様々な人々。アブラスとポルトでは、波は滅多にブレイクしない。そんな状況にも関わらず、撮影クルーは最高の波を撮影することに成功。浜辺で魚を焼きながら、ライブ・ミュージックとともに、奇跡的な運の良さに祝杯を挙げる様子も映像に納められている。この映画、最大の見どころはインドネシア。スマトラ島の南西沿いに位置する秘境メンタワイ島は、サーファーにとって文字通りの“楽園”だ。つい見とれてしまうほど美しい波が立つのに人気がなく、仲間だけで完璧な波を楽しめる夢のような場所…。しかし。一行はここで大きな災難に出遭うことになる。島に到着するや否や彼らを襲う、真夜中の大地震。マグニチュード7.9、首都ジャカルタまでも揺れが届いた過去20年で最悪の大地震だったのだ。この旅には5人のサーファーが同行した。ダニロ・グリロ、フラビオ・パタラッツ、マルセル・カバルカンテ、ギルヘルム・グリス、そしてビクター・リバス。彼らは、ここで十日間も完璧なバレルを独占し、満喫した。南の楽園までの道のりは、文字通りの大冒険。30時間のフライト、車に乗り換えて5時間、さらに船に揺られること5時間…。寝泊りするのはスマトラ湾に浮かぶ船舶、快適と言うには程遠い宿泊施設。たまに見かけるのは数人のメンタワイ族、街から離れ、周りに何もないそこに在るのは、完璧な波だけだ。ここでのもう一つの見どころは、スチールカメラマンのセバスチャン・ホヤによる映像。過激なマニューバーを至近距離で撮影した、迫力ある仕上がりとなっている。漁師の小さなボートを巧みに使うことで、サーファーたちが描くラインぎりぎりの距離から撮影することを可能にした。南アフリカでは、ASP World Championship Tourに出場するブラジル選手たちを追いかける。“サーファー”という職業を、国際的なコンテストでの彼らの日々、大会にむけての調整、不安、そして決勝までを通じて追跡する。サーフィンの聖地、ハワイの波をみごとに乗りこなすのは、カルロス・ビュレ、ギリアミ・グロス、ロムロ・フォンツェッカ、ロドリゴ・レッセンデ、そしてエラルド・グエロス。。巨大な波を目の前にし、意気込みと不安をカメラに向かって話す彼らの姿に、サーファーなら誰もが自分の姿を重ねるだろう。アリューシャン列島を南回りにぐるっと一周し、ついに一行はカリフォルニア北部の海岸にたどり着いた。カリフォルニアのマーベリックスでは、50フィートにもなる水の壁、世界一巨大な手強い波が待っている。1998年のビックウェーブ・チャンピオンであるカルロス・ビュレ、そしてロドリゴ・レッセンデは他のライダーと共に20フィート以上の波に命を賭けて挑む。
「サーフ・アドベンチャー」の解説
ブラジルのトップ・サーファーが完璧な波を探して世界中を駆け巡る様子を追う、サーフィン・ドキュメンタリー。大地震との遭遇や世界一高いバンジー・ジャンプへの挑戦など、サーフィン以外のユニークなエピソードも満載。新人から熟練、今をときめくアイドル・サーファーまで色々な人物が登場する。ブラジルの若者たちのサーフィンへの愛情や、現代のブラジルの様子を垣間見ることもできる。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2005年5月28日 |
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キャスト |
監督:アーサー・フォンテス
出演:アンドレア・ロペス アーマンド・ダルトロ ファビオ・ゴウベイア カルロス・ビュレ ダニロ・グリロ エドアルド・フェルナンデス エラルド・グエロス フラビオ・テコ・パタラッツ ギレーム・グロス |
配給 | グラッシィ |
制作国 | ブラジル(2002) |
上映時間 | 95分 |
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