21グラム 作品情報
にじゅういちぐらむ
ニューメキシコ。ある日、クリスティーナ(ナオミ・ワッツ)に不幸な知らせが届く。夫と娘がトラックに轢き逃げされたのだ。悲しみの余り脱力したクリスティーナは、やめていたドラッグにまた手を出してしまう。そのトラックの運転手は、信仰に没頭することで人生をやり直そうとしている前科者のジャック(ベニシオ・デル・トロ)。とっさに逃げた彼だが、事故の真相を知ると、妻マリアンヌ(メリッサ・レオ)の制止を振り切って警察に出頭した。一方、クリスティーナの夫の心臓は、余命1カ月と宣告されていた数学講師のポール(ショーン・ペン)に移植され、彼の命を救った。しかし手術が成功すると、彼は妻メアリー(シャルロット・ゲンズブール)との心の溝が広がっていることを再確認する。そんな中、ポールは調査会社を使ってドナーの身元を突き止める。思い切ってクリスティーナに声をかけ、やがて心臓のことを告白するポール。最初は混乱するクリスティーナだったが、徐々にポールを愛し始め、すべての悲しみを終わらせるために、ジャックを殺してくれとポールに頼んだ。一方、ジャックは証拠不十分で釈放。ポールはジャックを探して会い、彼を殺したふりをしてクリスティーナの待つモーテルの部屋に戻る。しかしそこに、罪を自責するジャックが現れる。混沌とした場の中、ポールは自分で自分を撃ち、病院に運ばれて意識を薄れさせてゆく。
「21グラム」の解説
1つの心臓をめぐって交錯する、1人の女と2人の男の皮肉な運命を描いた人生ドラマ。監督・製作は「アモーレス・ペロス」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。脚本も「アモーレス・ペロス」のギジェルモ・アリアガ。撮影は「アモーレス・ペロス」「25時」のロドリゴ・プリエト。音楽は「アモーレス・ペロス」のグスターヴォ・サンタオラヤ。美術も「アモーレス・ペロス」のブリジット・ブロシュ。編集は「コンフェッション」のスティーヴン・ミリオン。衣裳は「ティアーズ・オブ・ザ・サン」のマーレーナ・スチュワート。出演は「ミスティック・リバー」のショーン・ペン、「ザ・リング」のナオミ・ワッツ、「ハンテッド」のベニシオ・デル・トロ、「ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール」のシャルロット・ゲンズブール、「デスティニー/愛は果てしなく」のメリッサ・レオ、「”アイデンティティー“」のクレア・デュヴァルほか。2003年ヴェネチア国際映画祭主演男優賞、助演男優賞、観客賞ほか多数受賞。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2004年6月5日 |
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キャスト |
監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
出演:ショーン・ペン ナオミ・ワッツ ベニチオ・デル・トロ シャルロット・ゲンズブール メリッサ・レオ クレア・デュヴァル |
配給 | ギャガ |
制作国 | アメリカ(2003) |
上映時間 | 124分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「PineWood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2017-06-14
TV 放映の吹替え版で視たー。3つの人物と其々の物語が交わる展開の際どさと三人のアンサンブル♪名画座等劇場の大スクリーンで観たい作品の一本。音楽もいいし、何と言ってもナオミ・ワッツが佳かったね。<21g >と言う本編映画のタイトルの名自体が実に面白い!