天国の本屋 恋火 作品情報
てんごくのほんやこいび
楽団を解雇され、自暴自棄になっていたピアニストの健太。人材管理官を名乗るヤマキと言う男に連れられ、”天国の本屋“で短期アルバイトをすることになった彼は、そこで憧れのピアニスト・翔子と出会うが、彼女はある事故で片耳の聴覚を失い、以来、ピアノが弾けなくなっていた。一方その頃、地上では翔子の姪の香夏子が10年前に中止になっていた花火大会を復活させるべく、仲間たちと奮闘していた。しかし、その大会のフィナーレを飾ってきた、それを一緒に見ると男女が深い仲になれると言う伝説の“恋する花火”の花火師で、実は翔子の恋人だった瀧本は、暴発事故を起こし翔子の聴覚を奪ってしまったのをきっかけに、既に花火師を辞めていたのである。だが、香夏子は知っていた。叔母は、最期まで瀧本の花火が上がるのを楽しみにしていたことを。そこで、彼女は瀧本を説得しようと、彼のもとへ日参を続けた。同じ頃、翔子は途中で断念していた組曲を、健太の協力で完成させようとしていた。それは、毎年、瀧本の花火をモチーフに作り続けてきたもので、10曲になった時に結婚しようと誓い合っていたのだが、10回目の年、瀧本の花火は上がらず、翔子も病に倒れ他界してしまったのだった。花火大会の日。果たして、香夏子の想いが通じ、瀧本は恋する花火を打ち上げ、天国の翔子はそれを見ながら完成させた組曲を自ら弾くことが出来た。そして、地上では天国でのバイトを終えた健太が翔子の曲を演奏し、それを聞きつけた香夏子と共に恋する花火を見るのだった……。
「天国の本屋 恋火」の解説
天国と地上を結ぶ愛の奇跡を描いたファンタジー。監督は「深呼吸の必要」の篠原哲雄。松久淳と田中渉による2篇の原作『天国の本屋』『天国の本屋 恋火』を基に、狗飼恭子と篠原監督が共同で脚色。撮影を「星に願いを。」の上野彰吾が担当している。主演は、「星に願いを。」の竹内結子と「eiko」の玉山鉄二。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2004年5月29日 |
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キャスト |
監督:篠原哲雄
原作:松久淳 田中渉 出演:竹内結子 竹内結子 玉山鉄二 原田芳雄 香川照之 香里奈 新井浩文 大倉孝二 斉藤陽一郎 吉田日出子 桜井センリ 香川京子 鰐淵晴子 塩見三省 根岸季衣 かとうかずこ あがた森魚 斎藤歩 宮内達哉 長谷川加奈 貞広典子 中村淳一 久保海晴 重田恵里 猪股ユキ 丸橋夏樹 福谷亮弥 水木薫 竹嶋康成 森下能幸 ロケット・マツ 川口義之 三上敏視 田口昌由 |
配給 | 松竹 |
制作国 | 日本(2004) |
上映時間 | 111分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、3件の投稿があります。
P.N.「水口栄一」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-09-28
私がこの映画をまた観たのは竹内結子さんの突然の訃報に接したからだ。竹内結子さんのご冥福をお祈り申し上げます。私は以前、朝ドラでご一緒させてもらったことがあり、私の女優Xという詩集でも彼女のことに触れている。それだけにとても悲しい。とびっきりの美人で演技も素晴らしい。大好きだった。