16歳の合衆国 作品情報

じゅうろくさいのがっしゅうこく

理知的な16歳の少年リーランド(ライアン・ゴズリング)は、ある日突然、恋人ベッキー(ジェナ・マローン)の弟ライアン(マイケル・ウェルチ)を刺し殺してしまう。逮捕されたリーランドは矯正施設に入れられるが、殺人の理由について何も語ろうとしない。作家志望でもある教官パール(ドン・チードル)は、彼の心を解き明かすことが本の題材になるのではと考え、リーランドのカウンセリングを始める。パールは、リーランドが愛憎を抱いている有名作家の父アルバート(ケヴィン・スペイシー)に話を聞こうと会いに行く。しかしリーランドと長く疎遠にしていたアルバートは、息子を全く理解していなかった。一方、哀しみに明け暮れるベッキーのポラード一家は、それぞれが心のバランスを崩しつつあった。一度は麻薬を断ち切ったはずのベッキーも、再びドラッグに溺れていく。家族を失った自分を救ってくれたポラード一家が崩壊していくのを目の当たりにした姉の婚約者アレン(クリス・クライン)は、その原因を作ったリーランドに激しい憎悪を燃やす。リーランドは、徐々にパールに心を開き、本音を語り始める。しかし、わざと強盗を働き施設に入ってきたアレンが、リーランドを刺し殺してしまうのだっ。

「16歳の合衆国」の解説

恋人の弟を殺してしまった16歳の少年の繊細な心模様を描く青春映画。監督・脚本はこれがデビューとなるマシュー・ライアン・ホーグ。製作・出演は「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」(出演のみ)のケヴィン・スペイシー。撮影は「アバウト・シュミット」のジェームズ・グレノン。音楽は人気ミュージシャンのジェレミー・エニック。美術は「ゴーストワールド」のエドワード・T・マカヴォイ。編集は「グッド・ガール」のジェフ・ベタンコート。出演は「完全犯罪クラブ」のライアン・ゴズリング、「オーシャンズ11」のドン・チードル、「ワンス・アンド・フォーエバー」のクリス・クライン、「コールドマウンテン」のジェナ・マローン、「ハリウッド的殺人事件」のレナ・オリン、「ミー・ウィズアウト・ユー」のミシェル・ウィリアムズ、「インソムニア」のマーティン・ドノヴァン、「パニック・ルーム」のアン・マグナスン、「白いカラス」のケリー・ワシントン、「スリー・オブ・ハーツ」のシェリリン・フェンほか。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2004年8月7日
キャスト 監督マシュー・ライアン・ホーグ
出演ライアン・ゴズリング ドン・チードル クリス・クライン ジェナ・マローン レナ・オリン ケヴィン・スペイシー ミシェル・ウィリアムズ マーティン・ドノヴァン アン・マグナスン ケリー・ワシントン シェリリン・フェン マット・マロイ ウェスリー・ジョナサン マイケル・ペーニャ マイケル・ウェルチ ロン・カナダ
配給 アスミック・エース
制作国 アメリカ(2003)
上映時間 104分

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、3件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-02-08

本編は愛するが故に殺して仕舞ったと云う悪徳と善とのギリギリの相剋の感情,愛と憎しみの際立った関係性を画き出しているとも想えるんだ

最終更新日:2022-07-26 11:03:38

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