天使にさよなら 作品情報
てんしにさよなら
失業しいつもイライラしている父(イアン・グレン)とカフェで働く母(ロージー・ロウエル)、ハトが生きがいの祖父(デイヴィッド・ブラッドリー)を持つジミー(ショーン・ランドレス)は、日常にうんざりして、天使になりたいと願っている11歳。ある日、大天使・ガブリエル(ビリー・コノリー)が彼の元を訪れ、ジミーを天使見習いにすると言う。はりきったジミーは早速天使の服を作り、溺れていたボーイ・スカウトの少年(ジョーダン・ルートリッジ)を助ける。その夜、父が肺ガンに冒されていることがわかる。天使見習いとしてスカウトの亡父を蘇らせようとしていると、父に誤解されてしまい、またジミーも、理解してくれないと不満を募らせる。早く本物の天使になりたいと焦るジミーに、今やるべきことをしろ、とガブリエルは言う。父が入院、ジミーはラッパを吹いて父の病気を治そうとするが、父は笑いすぎて咳が止まらなくなり、そんな姿を見たスカウトは絶交する。無力感に苛まれたジミーだが、祖父の助言により、再び父の病室を訪れる。息も絶え絶えな父はジミーに理解を示し、5歳の頃と同じく高く投げてやりたい、と言う。ジミーは天使に頼らず自分の力で、父は自分を愛し自分もまた父を愛していることに気付き、互いの気持ちを通い合わせるという奇跡の中、父は息を引き取る。
「天使にさよなら」の解説
病魔に冒された父を持つ、天使になりたいと願う少年の成長物語。監督は'98年に「My Son The Fanatic」でインディペンデント・スピリッツ賞にノミネートされたウダヤン・プラサット、 脚本は「リトル・ダンサー」のリー・ホール、音楽は「コレリ大尉のマンドリン」のスティーヴン・ウォーべック。出演は、2000人の候補者から選ばれこれが初出演となるショーン・ランドレス、「トゥームレイダー」のイアン・グレン、「ハリー・ポッターと賢者の石」のデイヴィッド・ブラッドリー、「処刑人」のビリー・コノリー、「ぼくの国、パパの国」のジョーダン・ルートルッジほか。2001年エディンバラ国際映画祭正式出品作。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2002年7月6日 |
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キャスト |
監督:ウダヤン・プラサッド
出演:ショーン・ランドレス イアン・グレン デイヴィッド・ブラッドリー ビリー・コノリー ロージー・ロウエル ジョーダン・ルートリッジ |
配給 | コムストック |
制作国 | イギリス(2001) |
上映時間 | 86分 |
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