けものがれ、俺らの猿と 作品情報
けものがれおれらのさると
妻に逃げられ、仕事の依頼もパッタリ、その上、家の解体が決定して立ち退き命令が下った、踏んだり蹴ったりの脚本家・佐志に、邦画界の至宝、50年の大ヴェテランを自称する、胡散臭い社会派プロデューサー・楮山が、シナリオ執筆を依頼してきた。ところが、それは更なる受難の始まりだった。締め切りを2週間後に控え、早速、ゴミ処分場へシナハンに出かけた佐志は、しかし愛想のない本屋の店員や不気味な警備員に酷い目に遭わされた上、助けてくれた青年からは多額の誠意を要求されてしまう。また、楮山と出かけたシナハンでは、発作を起こして倒れた楮山を病院に運ぶべく電話を探して山道を彷徨っているうち、アンジーという小猿と暮らす男・田島の家に一泊し、彼のヤバ過ぎる接待を受けることに。しかも、這々の体で家に戻ってみると、家は既に取り壊され、家財道具も一切処分されていた。そんな彼に、生きていた楮山から連絡が入った。ところが、待てど暮らせど指定された喫茶店に楮山は現れず、しかも注文のコーヒーも来ない。その上、彼はアンジーが大暴れして倒れてしまった喫茶店のおばさんの代わりを務めることに。だが、図らずも店は繁盛して。様々な困難に直面してきた佐志。「ここを切り抜ければなんとかなる!」と思う彼は果たして、この難局を乗り越えられるのか???
「けものがれ、俺らの猿と」の解説
売れない脚本家に降りかかる様々な困難を描いた不条理コメディ。監督は、ミュージック・ヴィデオ・クリップの演出を経て、本作で本篇デビューを飾った須永秀明。町田康による原作を基に、「KISS ME」の木田紀生と「餓狼伝」の久保直樹が共同で脚色。撮影を「黒い家」の北信康が担当している。主演は「ELECTRIC DRAGON 80000V」の永瀬正敏。16ミリからのブローアップ。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2001年7月21日 |
---|---|
キャスト |
監督:須永秀明
原作:町田康 出演:永瀬正敏 小松方正 車だん吉 鳥肌実 降谷建志 ムッシュかまやつ 松重豊 石堂夏央 手塚とおる 鮎貝健 中山マリ 山本ふじこ 立川志らく 奏谷ひろみ 濱本康輔 阿部能丸 IKKAN 森下能幸 仁科貴 蒲生純一 星野園美 望月知子 松岡春奈 ラージュ ゴリ |
配給 | メディア・スーツ |
制作国 | 日本(2001) |
上映時間 | 107分 |
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「けものがれ、俺らの猿と」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。