オテサーネク 妄想の子供 作品情報
おてさーねくもうそうのこども
ホラーク(ヤン・ハルトゥル)とホラーク夫人(ヴェロニカ・ジルコヴァー)には子供がなく、二人は失意を抱えていた。ある日、夫人は赤ん坊の形に削った木の切り株をオティークと名付け、我が子としてかわいがるようになる。同じアパートの住人たちの奇異の目や夫の不安をよそに、夫人はオティークに異常な愛情を注ぐが、そのオティークは生命を持ち、恐ろしい食欲であらゆるものを平らげていく。そんな事の真相を理解していたのは、民話『オテサーネク』を読んでいた少女アルジュビェトカ(クリスティーナ・アダムツォヴァー)だけ。民話のオテサーネク同様、オティークは生きた猫や人間まで食べてしまう。収拾のつかなくなったホラーク夫妻は地下室にオティークを閉じこめるが、今度はアルジュビェトカが彼の面倒をみはじめる。やがて少女はアパートの住人をオティークの餌にすることを選び、ついにはホラーク夫妻も食われてしまう。それにようやく気づいたアパートの管理人(ダグマル・ストシーブルナー)は、鍬を持ってオティークのいる地下室に下りていくのだった。
「オテサーネク 妄想の子供」の解説
チェコの民話をベースに命を持った切り株人形の恐怖を描く寓話。監督・脚本・原案・美術は「悦楽共犯者」のヤン・シュヴァンクマイエル。出演は映画初出演のクリスティーナ・アダムツォヴァーほか。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2001年11月3日 |
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キャスト |
監督:ヤン・シュヴァンクマイエル
原作:ヤン・シュヴァンクマイエル 出演:ヴェロニカ・ジルコヴァー ヤン・ハルトゥル ヤロスラヴァ・クレチュメロヴァー バヴェル・ノヴィ クリスティーナ・アダムツォヴァー ズデニェク・コザーク ダグマル・ストシーブルナー イジィ・ニーブス イトカ・スムトゥナー |
配給 | チェスキー・ケー=レン コーポレーション |
制作国 | チェコ(2000) |
上映時間 | 132分 |
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