ぼくの国、パパの国 作品情報
ぼくのくにぱぱのくに
1971年、マンチェスターの小さな街、ソルフォード。誇り高きパキスタン人のジョージ(オーム・プリー)は、イギリス人のエラ(リンダ・バセット)を妻に持っている。そのことを気にしているジョージは、だからこそ7人の子供たちを立派なイスラム教徒に育てたいと願っている。しかし子供たちは、イギリス生まれの現代っ子。長男ナジル(イアン・アスピナル)は、パキスタンの伝統的お見合い結婚を嫌がって逃げ出し、末っ子ザジ(ジョーダン・ルートリッジ)は、割礼をまだ済ませていなくて無理矢理手術をさせられる始末。ジョージはイスラム文化になじもうとしない子供たちのことを悩み、友人ムッラー(カリーム・ジャンジュア)に相談する。彼は、二男アブドゥル(ラージ・ジェイムズ)と三男タリク(ジミ・ミストリー)を、パキスタン人のシャー(マダーヴ・シャルマ)の愛娘とお見合い結婚させることを勧めた。それを知ったエラは、ジョージの暴挙を非難する。さらに激怒したタリクが家出。別居しているナジルを訪ねるが、なんと彼は帽子デザイナー“ナイジェル”になっており、男性と同棲していた。結局タリクは家出をあきらめ、お見合いへ。だがその当日、お見合い相手のシャー一家の夫人が偉そうな態度を取るものだから、エラの怒りが爆発し、お見合いは決裂。今度はジョージがエラに怒りを爆発させるが、子供たちは皆エラをかばった。打ち負かされたように家を出ていったジョージは、自らが経営するフィッシュ・アンド・チップスの店に一人寂しく座り込む。そこにエラが何事もなかったように入ってきて、二人はいつものように何気ない会話を交わすのだった。
「ぼくの国、パパの国」の解説
在英パキスタン家族の肖像をユーモラスに描く作品。監督はこれが初長編となるダミアン・オドネル。原作・脚色はアユーブ・カーン・ディン。撮影は「チューブ・テイルズ」のブライアン・テュファーノ。音楽はデボラ・モリソン。出演は「ゴースト&ダークネス」のオーム・プリー、「ビューティフル・ピープル」のリンダ・バセット、これがデビューとなるジョーダン・ルートリッジほか。2000年英国アカデミー賞最優秀英国映画賞、カンヌ国際映画祭第1回メディア賞ほか受賞。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2001年1月20日 |
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キャスト |
監督:ダミアン・オドネル
原作:アユーブ・カーン・ディン 出演:オーム・プリー リンダ・バセット ジョーダン・ルートリッジ アーチー・ポアンジャビ エミール・マルワ クリス・ビッソン ジミ・ミストリー ラージ・ジェイムズ イアン・アスピナル レスリー・ニコル ゲイリー・ダマー ジョン・バードン エマ・ライダル ルース・ジョーンズ クリス・ドサンジュ ベン・キートン カリーム・ジャンジュア マドハブ・シャマ リーナ・ディングラ ラルフ・バートウェル ゲイリー・ルイス |
配給 | クレストインターナショナル |
制作国 | イギリス(1999) |
上映時間 | 96分 |
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