P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-03-30
エリセオ・スビエラ監督の映画〈回る春〉も又,画家の妻を持つ元大學教授が教え子との関係性を小説のモチーフにすると云うmystery,其処にアルゼンチンの軍政の記憶の陰翳が交錯した様な興味深い作品だった
れんあいしょうせつか
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エリセオ・スビエラ監督の映画〈回る春〉も又,画家の妻を持つ元大學教授が教え子との関係性を小説のモチーフにすると云うmystery,其処にアルゼンチンの軍政の記憶の陰翳が交錯した様な興味深い作品だった
更に同ブルックス監督&宇宙飛行士ジャック・ニコルソンの配役でシャーリー・マクレーンとデボラ・ウインガー母娘の関係を紡いだホームドラマの秀作が映画〈愛と追憶の日々〉❤️
同じく恋愛小説家を巡る映画でもお国柄が違うと内容もグッと変化球で,迫って来るんだねぇ…。ドイツ=ベルギー映画の本邦未公開作品「官能小説の女」が中々に凝った趣向で虚実混交の面白さとエロスとタナトスの人生観の重みが在って秀逸何だ!❤️
そしてジャック・ニコルソンが本編宜しく小説家役で、厳冬の山間の豪華なホテルに隠り、執筆中に起こる怪異現象を描いたのがスタンリー・キューブリック監督作品「シャイニング」だった…。予告篇で話題を集めた斧でドアを破る彼のシーンは強烈なショックを観客に与えた。キューブリック監督が流麗なカメラ装置を開発して迄、焦れ込んだ映画で在った🎵ニコルソン自身の狂気が又、一段と光った❗️
本編は気だるい雰囲気が漂うジャック・ニコルソン、ナーバスなヘレン・ハント、そして絵を描けないで悩むゲイの画家、愛犬…と微妙な恋愛感情が繊細に描かれている。其れは何処かウデイ・アレンとダイアン・キートンのコンビネーションが絶妙な名篇<アニーホール>にも似ているー。言葉で傷付け合いながらも絶えず愛情確認を怠らないデリケートな大人の恋愛ノベル。浴衣のヘレン・ハントのセミヌードも絵の様に美しい♪